トマトの養液土耕栽培におけるリン酸無施肥および極微量潅水がリン酸収支に及ぼす影響

トマトの養液土耕栽培におけるリン酸無施肥および極微量潅水がリン酸収支に及ぼす影響

レコードナンバー812646論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20007675NACSIS書誌IDAA11636410
著者名渡邊 修一
笠原 賢明
吉川 弘恭
書誌名近畿中国四国農業研究センター研究報告
別誌名Bulletin of NARO Western Region Agricultural Research Center
Bull. Natl. Agric. Res. Cent. West. Reg.
近中四農研報
発行元農業技術研究機構近畿中国四国農業研究センター
巻号,ページ10号, p.41-51(2011-02)ISSN13471244
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抄録トマトの養液土耕栽培におけるリン酸施用栽培とリン酸無施用栽培でのリン酸収支から,施肥リン酸と土壌蓄積リン酸が作物体に吸収利用される割合を明らかにし,リン酸蓄積土壌条件でのリン酸減肥栽培の適応可能性を示すとともに,極微量灌水施肥法を用いた際のリン酸減肥との相乗効果についても検討した。培地土壌は,トルオーグリン酸60.5mg/100g乾土の灰色低地土を用いた。1)リン酸施肥の有無,潅水方法の違い,いずれにおいても,生育量・収量に対する差は認められなかった。2)リン酸無施肥によるリン酸含量の低下は,果実よりも茎葉で顕著であった。作物体吸収リン酸の果実への分配比率はリン酸無施肥時に10%程度高かった。トマト果実1kgあたり生産するのに必要な養分量は,慣行に比べて,リン酸無施肥で2割~3割少なくなっており,生産効率が高かった。3)リン酸を含む液肥を用いた慣行施肥栽培では,施肥リン酸の利用効率は6割程度であり,また余剰分の5~6割がトルオーグリン酸として土壌に蓄積した。これらからリン酸減肥の可能な範囲を2~3割と試算した。4)リン無施肥栽培では,作物吸収リン酸と土壌トルオーグリン酸の減少分は一致しており,利用されたリン酸は栽培前土壌中のトルオーグリン酸の7~8%程度であった。5)極微量潅水の影響については,生育量・収量に対する差は認められず,リン酸吸収に対する効果も明確ではなかった。
索引語養液土耕栽培;極微量潅水;リン酸収支;リン酸;トマト;施肥;影響;養液;土;量
引用文献数22
登録日2012年12月06日
収録データベースJASI, AGROLib

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