伊那市ますみヶ丘におけるヒメシジミ成虫の発生消長と畦畔管理について

伊那市ますみヶ丘におけるヒメシジミ成虫の発生消長と畦畔管理について

レコードナンバー812709論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20010647NACSIS書誌IDAA11845727
著者名藤原 厚作
江田 慧子
中村 寛志
書誌名信州大学農学部AFC報告
別誌名Bulletin Shinshu University Alpine Field Center
信州大学農学部アルプス圏フィールド科学教育研究センター報告
発行元信州大学農学部附属アルプス圏フィールド科学教育研究センター
巻号,ページ9号, p.49-57(2011-03)ISSN13487892
全文表示PDFファイル (995KB) 
抄録草原性のシジミチョウであるヒメシジミPlebejus argusは年1化の発生で,最近各地で生息地が減少しており,環境省レッドデータブックでは準絶滅危慎種に指定されている。伊那市ますみヶ丘には季節を通して農作業が行なわれている段々畑の畦や法面にヒメシジミが生息している。本研究はヒメシジミの生息と農作業との関係を明らかにすることを目的に,ますみヶ丘の9つの地点でヒメシジミ成虫の発生消長と草刈時期を調査した。個体数の調査は2010年の5月28日から7月27日の間に計20回行った。また草刈りや除草剤の散布などの畦畔管理作業と食草であるヨモギの存在や環境の変化を記録した。20回の調査で,オス725個体,メス222個体の計947個体の成虫が観察された。成虫が最初に確認されたのは5月28日(オス1個体)で,オスの発生ピークは6月21日,メスは6月25日であった。最後に確認されたのは7月27日(メス6個体)であった。休耕田にはススキと大量のヨモギが存在しており,ヒメシジミ成虫が多く発見された。いずれの調査地点でもヒメシジミ成虫の発生期間中に,1~2回の草刈りが行われた。草刈りはある程度周期的に小範囲ごとに行われた。また部分的に除草剤が使用された場所もあったが,草刈りや除草剤の散布がヒメシジミの発生個体数に明らかな影響を及ぼした例は見られなかった。
索引語ヒメシジミ;草刈り;成虫;調査;ヒメシジミ成虫;除草剤;シジミ;生息;おり;農作業
引用文献数10
登録日2012年12月06日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat