高品質豚肉の生産技術の開発~飼養管理技術の検討(肥育試験)~

高品質豚肉の生産技術の開発~飼養管理技術の検討(肥育試験)~

レコードナンバー812972論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20024940NACSIS書誌IDAA1217406X
論文副題肥育豚への粉砕アマニ種実の給与が産肉性及び肉質の品質向上に及ぼす効果について
著者名佐々木 浩一
千田 惣浩
嵯峨 久光
書誌名秋田県農林水産技術センター畜産試験場研究報告 = Bulletin of the Akita Prefectural Livestock Experiment Station
別誌名Bull. Akita Pref. Livest. Exp. Stn.
秋田畜試研報
発行元秋田県農林水産技術センター畜産試験場
巻号,ページ21号, p.42-49(2006-08)ISSN18826466
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抄録食品のおいしさや安全・安心に加えて、近年、消費者の健康志向に対する意識・関心も高まっている。そこで、本試験では、生活習慣病の予防など健康に良いとされる脂肪酸であるα-リノレン酸を豊富に含むアマニ種実を肥育豚に給与することで、豚肉中のα-リノレン酸割合を高め、健康志向に対応した高品質な豚肉生産技術を確立することを目的とした。その結果、3,5あるいは10%の粉砕アマニ種実をと畜前2、3ないし4週間給与することにより、以下の効果が確認された。1. 脂肪酸組成(背脂肪内層部)において、脂肪酸組成におけるα-リノレン酸の割合を約2.8~5.3倍に有意に増やすことができた(p<0.05)。2. 脂肪酸の比率であるn-6/n-3比は、対照区に比べて有意に小さくなり(P<0.05)、いずれの区も推奨値4以下とすることができた。3. 他の肉質の調査項目であるpH、肉色、クッキングロス(CL)及びドリップロス(DL)においては、性、アマニ種実給与率及び期間による効果の差はみられなかった。4. 発育及び産肉性では、DGにおいて性で有意な差がみられ、去勢に比べて雌で低かった(p<0.05)。アマニ種実5%及び10%を2ないし3週間給与した場合の比較では、DG、終了日齢及び飼料要求率において、給与率及び期間による差は認められなかった。しかしながら、アマニ種実を5%4週間給与した区のみ、DG及び終了日齢が他に比べて有意に低い値を示した。5. と体成績では、背脂肪厚において性で有意な差がみられ、雌に比べて去勢で有意に厚かったが(p<0.05)、アマニ種実給与による背脂肪厚等と体成績への効果の差はみられなかった。6. アマニ種実の給与による費用は、アマニ種実5%2週間給与区がもっとも低く、アマニ種実の平均摂取量2.68kg/頭と本試験で用いたアマニ種実の単価230円/kgで試算した場合、1頭当たり616円であった。
索引語高品質豚肉;生産技術;開発;飼養管理技術;検討;肥育試験;肥育豚;粉砕アマニ種実;給与;産肉性
引用文献数11
登録日2012年12月06日
収録データベースJASI, AGROLib

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