アルテミア幼生を介した稚魚へのフロルフェニコール経口投与の可能性
アルテミア幼生を介した稚魚へのフロルフェニコール経口投与の可能性
レコードナンバー | 813082 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00010505 | NACSIS書誌ID | AN1016441X |
著者名 | 栩野 元秀 加賀田 薫 三木 勝洋 | ||
書誌名 | 香川県水産試験場研究報告 | ||
別誌名 | Bull. Kagawa Pref. Fish. Exp. Stn. 香水試研報 | ||
発行元 | 香川県水産試験場 | ||
巻号,ページ | 4号, p.31-33(2003-02) | ISSN | 09107045 |
全文表示 | PDFファイル (239KB) | ||
抄録 | 生き餌しか食さない稚魚への薬の経口投与を目的に、アルテミアをフロルフェニコール(FF)の投薬カプセルとして利用することを考えた。海水中で10μm程度の顆粒となって懸濁するFF製剤“アクアフェン”(FF含量25mg/g)をアルテミアに摂餌させ、アルテミアが取り込むFF量を調べた。孵化したアルテミア幼生を27℃の“アクアフェン”懸濁海水中で、6時間培養した結果、“アクアフェン”濃度が高くなるとアルテミアの生残率が低下したが、アルテミアが取り込むFF量は増加した。“アクアフェン”50g/lの濃度で培養すると、アルテミア1個体あたり24.03×10 -9gのFFが取り込まれることが判った。通常のFF基準投薬量10mg/kg魚体重・日から計算すると、一日当たり、0.1gの稚魚で41.6個体のアルテミアを食せばよい結果となり、十分投薬可能なレベルであると考えられた。 | ||
索引語 | アルテミア幼生;稚魚;フロルフェニコール経口投与;可能性 | ||
引用文献数 | 5 | 登録日 | 2012年12月03日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |