有明海湾奥部におけるクマサルボウの種苗生産に関する研究(1)

有明海湾奥部におけるクマサルボウの種苗生産に関する研究(1)

レコードナンバー813192論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00012373NACSIS書誌IDAN10412839
論文副題採卵と発生
著者名川原 逸朗
山口 忠則
大隅 斉
伊藤 史郎
書誌名佐賀県有明水産振興センター研究報告 = Bulletin of Saga Prefectural Ariake Fisheries Research and Development Center
別誌名Bull. Saga Prefect. Ariake Fish. Res. Dev. Cent.
佐有水試研報
発行元佐賀県有明水産振興センター
巻号,ページ21号, p.23-28(2003-07)ISSN09191143
全文表示PDFファイル (3423KB) 
抄録当センターでは、有明海湾奥部の特異的な海域環境によって、塩分が26-27psu程度の浮泥を含む海水しか取水できない。このような条件下でクマサルボウの種苗生産の可能性を検討するために、約1ヶ月間静置し、浮泥を沈殿させた海水を用いて定期的な採卵と受精から着底稚貝までの発生状況を観察した。採卵は7月から8月にかけて合計3回行った。この結果、いずれの採卵日も5-7℃の昇温のみの刺激で受精卵が得られた。しかし、採卵時期によりD型幼生へ正常に発生する割合に差がみられた。これは、生殖巣の成熟状況との関係から、卵の生理的条件が1つの要因と思われ、採卵の際には、生殖巣の成熟状況を把握して採卵日を決定することが重要と考えられた。一方、着底稚貝までの飼育を試みた結果、飼育初期の急激な減耗や殻長150μmを越える頃から幼生が粘液糸状のものを分泌し、絡み合って沈下する現象がみられたが、成長の早いものでは約3週間で着底稚貝となり、31日目には水槽側面や底面に平均殻長367μmの稚貝が約11万個、付着しているのを確認できた。以上のことから、当センターにおけるクマサルボウの種苗生産の可能性が示唆された。
索引語クマサルボウ;有明海湾奥部;種苗生産;研究;採卵;発生
引用文献数8
登録日2012年12月03日
収録データベースJASI, AGROLib

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