繁殖母牛の飼養改善と子牛育成技術の確立
繁殖母牛の飼養改善と子牛育成技術の確立
レコードナンバー | 813255 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20031758 | NACSIS書誌ID | AA12193687 |
論文副題 | TMR中の粗飼料と濃厚飼料の比率が子牛育成成績に及ぼす影響 | ||
著者名 | 金城 靖 荷川取 秀樹 長利 真幸 宮城 正男 | ||
書誌名 | 試験研究報告 | ||
別誌名 | Bulletin of the Okinawa Prefectural Livestock and Grassland Reserch Center Bulletin of the Okinawa Prefectural Livestock and Grassland Research Center Bulletin of the Okinawa Prefectural Livestock and Grassland Rese[a]rch Center 沖縄県畜産研究センター試験研究報告 | ||
発行元 | 沖縄県畜産研究センター | ||
巻号,ページ | 45号, p.11-15(2008-08) | ISSN | 18836496 |
全文表示 | PDFファイル (263KB) | ||
抄録 | 離乳後の黒毛和種子牛の発育向上を目的に,120日齢から240日齢までの黒毛和種去勢子牛12頭を用い,120日から150日までをI期,150日から180日までをII期,180日から210日までをIII期,210日から240日までをIV期とし,混合飼料(Total Mixed Ration: 以下TMR)の混合割合を120日齢から240日齢までの全期間の粗飼料:濃厚飼料(以下: 粗濃比)を4:6で給与した区をA区,120日齢から180日齢まで粗濃比を3:7,180日齢から240日齢まで粗濃比を4.5:5.5で給与した区をB区とし,乾物(以下DM)摂取量,増体量,体高,胸囲,腹囲を調査した結果,以下のとおりであった。1.1日1頭当たりのDM総摂取量は,I期からIII期まではB区の方が多かったが,IV期はA区の方が多く摂取したが有意な差はなかった。可消化養分総量(Total Digestible Nutrients: 以下TDN)摂取量はI期とII期はB区が有意(p<0.01)に多く摂取し,III期では4.33kgと同じ値になり,IV期はA区が有意(p<0.01)に多く摂取した。粗たんぱく質(Crude Protein: 以下CP)摂取量についてB区がI期とII期に有意(p<0.01)に多く摂取し,A区がIII期に有意(p<0.05)に,またIV期にも有意(p<0.01)に多く摂取した。2.1日当たり増体量(以下DG)は,I期とIII期はB区が大きくなり,II期とIV期ではA区が大きくなったが有意差はなかった。試験期間内のDGはA区が1.06kg,B区が1.08kgであった。3. 体高,胸囲,腹囲においては全期間をとおしてB区の方が高くなったが,試験終了時から試験開始時の値を引いた値に有意な差はなかった。以上のことから,黒毛和種子牛へのTMR給与において,配合割合を粗濃比4:6で給与しても,粗濃比を180日齢まで3:7,180日齢以降は4.5:5.5と変更しても同じ増体成績が期待できると推察された。 | ||
索引語 | 繁殖母牛;飼養改善;子牛育成技術;確立;粗飼料;濃厚飼料;比率;子牛育成成績;影響 | ||
引用文献数 | 8 | 登録日 | 2012年12月06日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |