春まきコムギ新品種「はるきらり」の育成
春まきコムギ新品種「はるきらり」の育成
レコードナンバー | 813397 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20039729 | NACSIS書誌ID | AA12521265 |
著者名 | 中道 浩司 佐藤 導謙 吉村 康弘 小林 聡 西村 努 池永 充伸 足利 奈奈 荒木 和哉 柳沢 朗 今 友親 吉田 俊幸 土屋 俊雄 白井 滋久 鈴木 孝子 白井 和栄 奥村 理 | ||
書誌名 | 北海道立総合研究機構農業試験場集報 = Bulletin of Hokkaido Research Organization Agricultural Experiment Stations | ||
別誌名 | 道総研農試集報 | ||
発行元 | 北海道立総合研究機構農業研究本部 | ||
巻号,ページ | 95号, p.25-37(2011-03) | ISSN | 21861048 |
全文表示 | PDFファイル (8811KB) | ||
抄録 | 春まきコムギ「はるきらり」は,1994年に北海道立中央農業試験場において,高い生育量を保有する「C9304」とパン用良質の「Katepwa」のF1を母とし,穂発芽耐性の優れる「春のあけぼの」を父として交配した雑種後代から育成された。2002年に北海道立北見農業試験場へ移管され,2007年に北海道優良品種に採用され「はるきらり」の名で出願公表された。本品種は,成熟期が「ハルユタカ」,「春よ恋」とほぼ同程度の中生である。稈長は「春よ恋」と同程度で,耐倒伏性は「ハルユタカ」より劣るが,「春よ恋」より優れる。子実重は「ハルユタカ」より多収で「春よ恋」並からやや優れる。赤さび病抵抗性は「ハルユタカ」,「春よ恋」より優れるが,うどんこ病抵抗性は「ハルユタカ」より劣る。赤かび病抵抗性は「ハルユタカ」より優れ,「春よ恋」並である。赤かび病発生時の子実のデオキシニバレノール蓄積が「ハルユタカ」,「春よ恋」より少ない。穂発芽耐性は明らかに優れる。製粉性は「ハルユタカ」よりやや劣る。原粒蛋白含量はやや低く,生地特性,製パン適性は「ハルユタカ」より優れ,「春よ恋」に近い。栽培適地は北海道の春まきコムギ栽培地帯一円である。 | ||
索引語 | 春まきコムギ新品種;育成 | ||
引用文献数 | 32 | 登録日 | 2012年12月06日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |