野菜畑土壌におけるカドミウムの施用資材による負荷量と可食部および作物残さによる持出し量

野菜畑土壌におけるカドミウムの施用資材による負荷量と可食部および作物残さによる持出し量

レコードナンバー813486論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011749NACSIS書誌IDAN00195767
著者名細淵 幸雄
林 哲央
中住 晴彦
書誌名日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan
別誌名日本土壌肥料學雜誌 : 土壌・肥料・植物栄養
Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition
日本土壌肥料学雑誌
発行元日本土壌肥料學會
巻号,ページ82巻・ 3号, p.207-213(2011-06)ISSN00290610
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抄録トマト,キャベツおよびダイコンを栽培し,カドミウムの施用資材による負荷量と可食部および作物残さによる持出し量を調査した. 各栽培土壌のカドミウム負荷量は,堆肥やリン酸肥料に由来するものが多く,堆肥施用によりトマト(6.8g ha-1)>キャベツ(4.5g ha-1)>ダイコン(3.5g ha-1)であり,堆肥無施用ではトマト(2.6g ha-1)>キャベツ(2.4g ha-1)>ダイコン(1.3g ha-1)であった. トマト,キャベツおよびダイコンのカドミウム吸収量は,堆肥施用の有無による有意差は認められず,それぞれ堆肥を施用した場合に34,2.3および2.7g ha-1であり,トマトの吸収量はキャベツやダイコンに比べて多かった.このうち,可食部による吸収量は全体に比べて少なく,トマト,キャベツおよびダイコンでそれぞれ3.8,0.63および0.95g ha-1であった. カドミウム負荷量と持出し量の差(負荷量-持出し量)は,持出し量によって結果が大きく異なった.吸収量が多く地上部を全て持出すトマト圃場において,堆肥施用の有無にかかわらず負の値を示した(堆肥施用で-27,無施用で-34g ha-1).一方,吸収量が少なく,かつ可食部のみ持出すキャベツ(堆肥施用で+3.9,無施用で+1.9g ha-1)やダイコン(堆肥施用で+2.5,無施用で+0.41g ha-1)圃場では,正の値を示した.したがって,トマトを栽培することにより土壌のカドミウムは減少し,キャベツやダイコンの場合は蓄積すると推定された.
索引語野菜畑土壌;カドミウム;施用資材;負荷量;可食部;作物残さ;持出し量
引用文献数24
登録日2012年12月06日
収録データベースJASI, AGROLib

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