養殖ヒトエグサから分離したラムナン硫酸の構造特性

養殖ヒトエグサから分離したラムナン硫酸の構造特性

レコードナンバー813559論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00012295NACSIS書誌IDAN10467499
著者名中村 昌宏
山城 陽一
小西 照子
花城 勲
田幸 正邦
書誌名日本食品科学工学会誌
別誌名日本食品科学工学会誌
発行元日本食品科学工学会
巻号,ページ58巻・ 6号, p.245-251(2011-06)ISSN1341027X
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抄録沖縄県北中城村で養殖されているヒトエグサ(Monostroma nitidum)より多糖を抽出し、化学および構造特性を明らかにした.精製多糖の全糖量、ウロン酸含有量、灰分、水分および硫酸含量はそれぞれ67.2%、11.8%、27.3%、3.5%および24.7%であった.加水分解物の液体クロマトグラフィーの結果より、L-ラムノースを主構成糖とする多糖であることが確認された.化学分析の結果よりラムナン硫酸の構成糖と硫酸基の比はL-Rha:D-GlcA:D-Xyl:D-Glc:D-Gal:SO3=7.0:1.0:0.5:0.1:0.5:5.0と算出された. また、メチル化分析により2、3、4-トリ-O-メチル-D-グルクロン酸、3、4-ジ-O-メチル-L-ラムノース、2、4-ジ-O-L-ラムノース、2-モノ-L-ラムノースおよび4-モノ-O-メチル-L-ラムノースを同定した.1Hおよび13C-NMRスペクトルよりL-ラムノースとD-グルクロン酸の存在が確認され、養殖ヒトエグサより分離した多糖はラムナン硫酸であると同定された.メチル化分析および1H-NMR解析により、養殖ヒトエグサより分離したラムナン硫酸の化学構造は、α-1、3結合のL-ラムノースを主鎖とし、側鎖にα-1、2結合のL-ラムノース(2モル)およびD-グルクロン酸(1モル)が置換することが考えられた.また、硫酸基はL-ラムノース残基のC4(主鎖)とC2(側鎖)に置換することが明らかになった.ラムナン硫酸の化学構造を推定した.
索引語養殖ヒトエグサ;分離;ラムナン硫酸;構造特性
引用文献数24
登録日2012年12月03日
収録データベースJASI, AGROLib

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