ダイコン品種の薬膳素材としての適性評価
ダイコン品種の薬膳素材としての適性評価
レコードナンバー | 813646 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
---|---|---|---|
ALIS書誌ID | ZZ20022974 | NACSIS書誌ID | AA12123127 |
著者名 | 塚越 覚 犬塚 沙織 北条 雅章 池上 文雄 武永 早苗 中尾 千草 瓜生 登 萩原 俊彦 膏木 仁史 花村 高行 | ||
書誌名 | 食と緑の科学 | ||
別誌名 | Hort research | ||
発行元 | 千葉大学園芸学部 | ||
巻号,ページ | 65号, p.81-86(2011-03) | ISSN | 18808824 |
全文表示 | PDFファイル (388KB) | ||
抄録 | 野菜の中でも地方品種が多く,古くから地域の食生活に根付いてきたダイコン(Raphanus sativus L. Daikon Group)について,官能試験および「性味」に関連すると考えられる各種成分含有率をもとに,薬膳素材としての適性という観点からの評価を試みた.一般的なF1品種に加え,地方品種といわれる11品種群16品種を試験に用いた.主成分分析による予備評価の結果.'信州地大根'と‘聖護院'が薬膳素材としての適性が高い品種である可能性が示された.そこでこれら2品種とF1品種について,さらに詳細に比較した結果,'信州地大根'はショ糖,GABA,総アミノ酸,イソチオシアネート含有量が非常に高い品種であった.特にGABA含有量はF1品種の5倍,イソチオシアネート含有量は4.5倍であった.また‘聖護院' もGABA.総アミノ酸,イソチオシアネート含有量がF1品種より高かった.これらのことから,今回の試験に用いた品種の中では,風味が強く,機能性に関連すると考えられる成分の含有量も高い‘信州地大根'が,最も薬膳素材としての適性が高いと考えられた. | ||
索引語 | ダイコン品種;薬膳素材;適性評価 | ||
引用文献数 | 13 | 登録日 | 2012年12月06日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |