AE法を用いた農業用パイプラインに関する補修効果の定量的評価

AE法を用いた農業用パイプラインに関する補修効果の定量的評価

レコードナンバー813719論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00013525NACSIS書誌IDAN10358482
著者名伊藤 久也
鈴木 哲也
河野 英一
青木 正雄
書誌名開発学研究
別誌名Journal of agricultural development studies
日本国際地域開発学会開発学研究
発行元日本国際地域開発学会
巻号,ページ21巻・ 3号, p.1-7(2011-03)ISSN09189432
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抄録パイプラインシステムに関する通水性能の低下は、管材損傷の蓄積の結果として発生する漏水事故により顕在化するが、補修を施した既存施設において内水圧条件下での同定は困難を伴う。このような背景から、パイプラインの通水性能に関する非破壊検査手法の開発は急務な課題となっている。本研究では、アコースティック・エミッション(Acoustic Emission:AE)法を用いて漏水現象が発生している既存の農業用パイプラインに関する通水性能評価を補修前後でみた。計測は3条件で実施した。第1に内水圧条件下で漏水が発生している段階である。第2にパイプライン内を排水している段階である。第3に補修後に再充水している段階である。その際、AE計測では漏水波や通水波を同定している。検討の結果、AE発生頻度やAEエネルギーなどのAEパラメータを用いることによりパイプラインシステムに発生する漏水現象を同定できることが明らかになった。パイプラインの再充水過程では、AE発生挙動と充水過程とが密接に関連しており、AEエネルギーとAE発生頻度とが類似な傾向を示した。AE計測に用いたAEセンサは、空気弁工の側面部に設置した。AEエネルギーは満水状態になった時点で急減した。しかしながら、その後、 空気弁工が管内水で満たされる瞬間にAEエネルギーの増加が確認された。このことから、補修後パイプラインへの充水過程は、 AEモニタリングを行うことにより明確に同定することが可能であることが明らかになった。したがって、損傷パイプラインの通水機能はAE法による短時間モニタリングで同定可能であるものと考えられる。
索引語AE法;農業用パイプライン;補修効果;定量的評価
引用文献数8
登録日2012年12月03日
収録データベースJASI, AGROLib

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