犬のBrucella canis感染に関する全国的疫学調査
犬のBrucella canis感染に関する全国的疫学調査
レコードナンバー | 813770 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00014801 | NACSIS書誌ID | AN00191857 |
著者名 | 橘 理人 小林 菜苗 猪熊 壽 鈴木 宏志 度会 雅久 | ||
書誌名 | 日本獣医師会雑誌 = Journal of the Japan Veterinary Medical Association | ||
発行元 | 日本獸医師会 | ||
巻号,ページ | 64巻・ 7号, p.559-561(2011-07) | ISSN | 04466454 |
全文表示 | PDFファイル (214KB) | ||
抄録 | ブルセラ症は、ブルセラ属菌の感染により引き起こされる人と動物の共通感染症の一つである.家畜では繁殖障害が、人では発熱、筋肉痛、関節痛などが見られる.近年、犬のBrucella canisの集団感染事例が国内で多数報告されている.そこで、本研究では、国内の犬のB. canis感染状況を明らかにするために、ブルセラ・カニス凝集反応用菌液を用いた試験管凝集反応試験(tube agglutination test : TAT)による全国的な血清疫学調査を行った.TATによるスクリーニング検査では1,158検体中35検体(3.0%)が陽性を示し、さまざまな犬種及び都道府県において陽性検体が認められた.また、雄犬及び雌犬の陽性率は、それぞれ3.8%、2.3%であった.これらの結果から、日本の犬にはB. canisの感染が広く定着していることが示唆された. | ||
索引語 | 犬;canis感染;全国的疫学調査 | ||
引用文献数 | 11 | 登録日 | 2012年12月03日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |