Fusarium graminearumに対する新規キレート殺菌剤カルベンダジム-8-オキシキノリン-の効果
Fusarium graminearumに対する新規キレート殺菌剤カルベンダジム-8-オキシキノリン-の効果
レコードナンバー | 813786 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20010122 | NACSIS書誌ID | AA11818622 |
著者名 | Yu W. Zhang L. Qiu J. Wang J. Chen C. Zhou M. | ||
書誌名 | Journal of pesticide science | ||
別誌名 | 日本農薬学会誌. 和文編 日本農薬学会誌 | ||
発行元 | 日本農薬学会 | ||
巻号,ページ | 36巻・ 3号, p.385-391(2011-08) | ISSN | 1348589X |
全文表示 | PDFファイル (542KB) | ||
抄録 | カルベンダジム(MBC)とオキシン-銅(BHC)のキレート化合物であるカルベンダジム-8-オキシキノリン-銅(BCOC)の効果を,MBCおよびBHCと比較したところ,インビトロでのFusarium graminearumのMBC耐性株に対する抑制効果では,MBCやBHC,またそれらの混合物より強く,MBC高度耐性株に対するBCOCの最小抑制濃度は,MBCの10倍も低い値であった.発芽管のあらわれ方は,BCOC処理とMBC処理で類似していた.BCOCのEC50は,2010年に採集された124野生株に対しては1.29±0.61μg/mLであり,2000~2010年に採集された127耐性株に対しては,3.23±0.41μg/mLであった.圃場において,感受性株や抵抗性株を人工的に接種させた場合,BCOCはムギ赤かび病に対し優れた予防および治療効果を示した.BCOCの高い効果は,8-オキシキノリン-銅が分子機造を変化させ,それによってBCOC中のカルベンダジムのラジカルと,F.graminearum中のβ2-チューブリンタンパク質との間の相互作用を促進するためと思われる. | ||
索引語 | Fusarium graminearum;オキシキノリン;新規キレート殺菌剤カルベンダジム;効果 | ||
引用文献数 | 20 | 登録日 | 2012年12月06日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |