粉砕程度が稲わら含有デンプンおよび可溶性糖の抽出に及ぼす影響
粉砕程度が稲わら含有デンプンおよび可溶性糖の抽出に及ぼす影響
レコードナンバー | 813890 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00015617 | NACSIS書誌ID | AN00201054 |
著者名 | 須永 薫子 本林 隆 平沢 正 大川 泰一郎 帖佐 直 東城 清秀 | ||
書誌名 | 農業施設 | ||
別誌名 | Journal of the Society of Agricultural Structures, Japan | ||
発行元 | 農業施設学会 | ||
巻号,ページ | 129号, p.1-7(2011-06) | ISSN | 03888517 |
全文表示 | PDFファイル (608KB) | ||
抄録 | 本論文では、ホールクロップ用飼料イネである水稲品種リーフスターの穂、葉身、稈及び葉鞘(茎)を用い、バイオエタノール原料としての利用性を明らかにすることを目的にイネの粉砕特性、粉砕程度と可溶性糖およびデンプンの抽出量の関係、粉砕エネルギーとデンプン抽出率の関係を検討した。穂、葉身、茎の器官別および未分離(ホール)試料について粉砕特性を検討した結果、粗粉砕、微粉砕ともに器官別試料に比べホール試料において、より小さい粒径の相対粒子量が多かった。器官別に粉砕することに比べホールで粉砕することが、微小粒子形成に効果的であると考えられた。ホール試料の粉砕程度と可溶性糖およびデンプン抽出量を検討した。可溶性糖抽出量は粉砕方法によらず同程度であり、デンプン抽出量は粒径50~100μmの相対粒子量との関係が認められた。可溶性糖とデンプンの合計抽出量は粉砕程度により異なり、平均粒径が100μm以下の微粉砕試料を最大抽出可能量とした場合、平均粒径が232μmの粗粉砕試料で約88%の抽出率であった。可溶性糖およびデンプンの抽出エネルギー効率は粗粉砕のみを行う方法で最も高かった。 | ||
索引語 | 稲わら含有デンプン;粉砕程度;可溶性糖;抽出;影響;稲;ら含有デン | ||
引用文献数 | 15 | 登録日 | 2012年12月03日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |