甘みと硬さによるネギのおいしさ評価
甘みと硬さによるネギのおいしさ評価
レコードナンバー | 814106 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00011674 | NACSIS書誌ID | AN10419066 |
著者名 | 池羽 智子 貝塚 隆史 鹿島 恭子 | ||
書誌名 | 茨城県農業総合センター園芸研究所研究報告 = Bulletin of the Horticultural Institute, Ibaraki Agricultural Center | ||
発行元 | 茨城県農業総合センター園芸研究所 | ||
巻号,ページ | 18号, p.31-40(2011-03) | ISSN | 09194975 |
全文表示 | PDFファイル (521KB) | ||
抄録 | 1.ネギの「甘さ」は、生ネギの還元糖含量(ブドウ糖+果糖)で評価すると食味評価との相関が高かった。還元糖が100g当たり4.0~5.0g含まれると甘みの評価が高くなり、5.0を超えると「とても甘い」と評価された。2.還元糖含量はRQフレックスのグルコース試験紙により簡易に分析でき、還元糖含量(g/100g)=1.218×RQフレックス測定値(g/100g)+1.535の式で推測できた。Brix糖度はネギの還元糖含量と相関が低く、ネギの甘さの評価には適さない。3.ネギの「軟らかさ」はクリープメーターの破断強度で評価でき、1,000g以下だと「軟らかい」、1,000~1,400gで「普通」、1,400g以上だと「硬い」と評価された。4.ネギの「軟らかさ」は土壌水分の影響を大きく受け、潅水により破断強度が減少した。収穫適期後の在圃期間が長くなると、甘みは増すが、硬くなる傾向が認められた。5.ネギは収穫後の日数が経つにつれて、また、保管温度が高いほど硬くなりやすいため、低温を保ち、できるだけ早く出荷・流通させる必要がある。 | ||
索引語 | 甘み;硬さ;ネギ;おいしさ評価 | ||
引用文献数 | 8 | 登録日 | 2012年12月03日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |