"多細胞生物" 糸状菌の隔壁孔を介した細胞間連絡

"多細胞生物" 糸状菌の隔壁孔を介した細胞間連絡

レコードナンバー814177論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20003608NACSIS書誌IDAN00334513
著者名丸山 潤一
書誌名マイコトキシン
別誌名マイコトキシン研究会会報
Proceedings of the Japanese Association of Mycotoxicology
発行元マイコトキシン研究会
巻号,ページ61巻・ 2号, p.53-58(2011-07)ISSN02851466
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抄録糸状菌は,多数の細長い細胞が連なる菌糸の形態で生長する.隣接する細胞は隔壁で仕切られているが,隔壁孔と呼ばれる小さな穴を介して連絡をしている.この隔壁孔を介した細胞間連絡は,糸状菌の多細胞生物としての生育に重要な役割を果たしていると考えられるが,一方で,ある細胞が溶菌した際に,隔壁孔を介して連絡している隣の細胞も溶菌に巻き込まれるリスクを伴うシステムでもある.筆者らは,低浸透圧ショックにより麹菌Aspergillus oryzaeの菌糸先端が溶菌することを発見し,糸状菌に特異的なオルガネラWoronin bodyが隔壁孔をふさぎ,溶菌の伝播を防ぐ役割をもつことを明らかにした.さらに,ストレス依存的に隔壁孔に蓄積するタンパク質を見出し,隔壁孔を介した細胞間連絡がストレスに応答して制御される可能性を示唆した.
索引語糸状菌;隔壁孔;細胞間連絡
引用文献数8
登録日2012年12月06日
収録データベースJASI, AGROLib

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