Arabidopsis thalianaにおけるジャスモン酸経路がサツマイモネコブセンチュウ侵入に及ぼす影響
Arabidopsis thalianaにおけるジャスモン酸経路がサツマイモネコブセンチュウ侵入に及ぼす影響
レコードナンバー | 814405 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20037135 | NACSIS書誌ID | AA12415279 |
著者名 | 藤本 岳人 冨髙 保弘 安部 洋 津田 新哉 二井 一禎 水久保 隆之 | ||
書誌名 | Nematological research | ||
別誌名 | 日本線虫学会誌 | ||
発行元 | 日本線虫学会 | ||
巻号,ページ | 41巻・ 1号, p.9-17(2011-07) | ISSN | |
全文表示 | PDFファイル (752KB) | ||
抄録 | 植物のジャスモン酸(JA) 経路がサツマイモネコブセンチュウ(RKN)の侵入に及ぼす影響をシロイヌナズナの多様な植物ホルモン合成経路変異体を用いて評価した。野生株(WT)とサリチル酸経路欠損体(npr1-1)はジャスモン酸メチル(MeJA)に浸漬すると、無処理時に比べRKNの侵入が有意に低下した。JA経路過剰発現体(sa2-1、sa2-7)におけるRKNの侵入数は、MeJAを処理した場合も無処理と変わらず、ともにWTへのMeJA処理時と同等であった。RKNの侵入が抑制されたとき、植物のJA経路が活化されており、JA経路の活化とRKNの侵入との間に負の相関があることが判明した。JA経路欠損体(coi1-1)ではMeJAを処理してもJA関連遺伝子は発現しなかったが、RKNの侵入はWTのMeJA処理時と同等であった。これらの結果から、植物への侵入の際にRKNがJA経路に影響を受けることが示唆された。 | ||
索引語 | Arabidopsis thaliana;ジャスモン酸経路;サツマイモネコブセンチュウ侵入;影響 | ||
引用文献数 | 45 | 登録日 | 2012年12月03日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |