バングラディッシュにおけるグルの生産と流通

バングラディッシュにおけるグルの生産と流通

レコードナンバー814498論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20035313NACSIS書誌IDAA12352962
論文副題クスチア地区におけるケース・スタディ
著者名Burhan Uddin A F MD.
岩元 泉
書誌名食農資源経済論集
発行元食農資源経済学会
巻号,ページ59巻・ 2号, p.61-72(2009-03)ISSN03888363
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抄録グルはバングラデイッシュの伝統的な甘味料であるが, 主にサトウキビのジュースから生産される。政府は精糖業を保護するためにグルの生産を公式には禁止しているが,事実上グルは生産され,年間300万トンのグルが生産され,流通している。本研究では,グルの生産と流通を明らかにすることによって, 政府の公的な禁止政策にもかかわらず,なぜ農民はグルを生産するのかを解明する。このため,本研究ではグルの生産と販売,そのコストと収益,さらにグル生産者の流通システム,流通コスト,収益を分析し,サトウキビ生産とグル生産の相対的有利性を検証した。グル生産は農民にとって極めて簡便であり,コストも砂糖に比べて安い。その一方で,政府は製糖業の原料不足を解消するためグル生産を禁止している。製糖会社では,サトウキビを買い上げる際に,精糖能力に応じた割当制をとっている。そのため農家にとってはサトウキビが適期に買い上げられないという問題が生じ,農家は減収を避けるためにグル生産者にサトウキビを販売する。農家がサトウキビ生産を継続するためにはグル生産が不可欠になっている。このことは製糖業の存続にもかかわる。グル生産は政府の砂糖産業政策におけるジレンマとなっている。
索引語バングラディッシュ;グル;生産;流通;クスチア地区;ケース;スタディ
引用文献数6
登録日2012年12月06日
収録データベースJASI, AGROLib

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