ソーラーポンプを利用したNFT式底面給水砂育苗法
ソーラーポンプを利用したNFT式底面給水砂育苗法
レコードナンバー | 814536 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
---|---|---|---|
ALIS書誌ID | ZZ00014870 | NACSIS書誌ID | AN0038751X |
著者名 | 小野 綾介 桝田 正治 | ||
書誌名 | 農業および園芸 = Agriculture and horticulture | ||
発行元 | 養賢堂 | ||
巻号,ページ | 86巻・ 10号, p.993-999(2011-10) | ISSN | 03695247 |
全文表示 | PDFファイル (434KB) | ||
抄録 | 試験1では、肥効調節型肥料を用いたトマトのマット底面給水砂育苗法の検討を行った.また、各種微量要素を含有した「燃焼鶏ふん灰」の施用効果についても検討した.その結果、燃焼鶏ふん灰(岡山産)を約0.6g/ポット施用した区では、施用していない区と比べ地上部・地下部新鮮重が大きく、燃焼鶏ふん灰の施用効果が認められた.また、肥効調節型肥料「エコロングトータル313」の40日タイプを3g/ポット施用した区では、70日タイプを同量施用した区と比べ地下部新鮮重が大きかった.これは、35℃(高温)・25℃(中温)・15℃(低温)条件下において各肥料の溶出特性を調査した結果から、溶出量の差が反省されたものと推測された.また、40日タイプは70日タイプと比べ、低温による溶出の抑制を受けにくい事がわかった.このことから、本手法によるトマトの中-低温期育苗では、40日タイプの施用が適当と考えられた.試験2では、ソーラーポンプを利用した日射依存型潅水法をNFT式底面給水装置に適用し、メロン・トマトの育苗試験を行った.その結果、貯水管から6m離れた苗においても萎れは生じなかった.また、マット上の位置の違いによる苗の生育差はほとんど見られず、培地含水率も終日安定していた.以上の結果から、本手法は実用レベルでメロン・トマトの育苗に利用できるものと考えられた. | ||
索引語 | ソーラーポンプ;利用;NFT式底面給水砂育苗法 | ||
引用文献数 | 17 | 登録日 | 2012年12月03日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |