畑作地帯における多湿黒ボク土の土壌有機物動態(4)
レコードナンバー | 814762 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
ALIS書誌ID | ZZ00014131 | NACSIS書誌ID | AN00348744 |
論文副題 | 多湿黒ボク土における土壌有機物分解量と還元有機物量との収支 |
著者名 | 関谷 長昭 |
書誌名 | 北農 |
発行元 | 北海道農事試驗場北農會 |
巻号,ページ | 78巻・ 2号, p.144-150(2011-04) | ISSN | 00183490 |
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抄録 | 2007年の十勝管内の主要畑作物茎葉産出量は2.34Mg C ha-1 y-1、刈株0.24Mg C ha-1 y-1、根0.30Mg C ha-1 y-1で収穫部位を除く合計残渣産出量は2.87Mg C ha-1 y-1であった。茎葉のうち麦稈は70%が敷料として畜産農家へ搬出され、小豆茎葉は焼却されるので圃場へ還元される有機物は1.57Mg C ha-1 y-1である。また、畜産農家から0.38Mg C ha-1 y-1の堆肥が搬入されるので、合計2.49Mg C ha-1 y-1の炭素が土壌に施与されると見積もられた。一方、2007年における多湿黒ボク土の年間有機物分解量は3.43Mg C ha-1 y-1、黒ボク土のそれは1.95Mg C ha-1 y-1と見積もられた。したがって、多湿黒ボク土における炭素収支は-0.94Mg C ha-1 y-1となり土壌有機物が減耗傾向であり、一方、黒ボク土では、+0.54Mg C ha-1 y-1となり、土壌有機物が蓄積する傾向であることを示した。 |
索引語 | 多湿黒ボク土;畑作地帯;土壌有機物動態;土壌有機物分解量;還元有機物量;収支 |
引用文献数 | 26 |
登録日 | 2012年12月03日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |