殺菌水の煙霧散布を利用した畜産環境コントロールシステムによる豚生産向上(2)
殺菌水の煙霧散布を利用した畜産環境コントロールシステムによる豚生産向上(2)
レコードナンバー | 814808 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20031758 | NACSIS書誌ID | AA12193687 |
論文副題 | 煙霧システムの効果 | ||
著者名 | 稲嶺 修 渡部 翔之 島袋 宏俊 知念 司 宮城 正男 平安山 英登 仲村 敏 | ||
書誌名 | 試験研究報告 | ||
別誌名 | Bulletin of the Okinawa Prefectural Livestock and Grassland Reserch Center Bulletin of the Okinawa Prefectural Livestock and Grassland Research Center Bulletin of the Okinawa Prefectural Livestock and Grassland Rese[a]rch Center 沖縄県畜産研究センター試験研究報告 | ||
発行元 | 沖縄県畜産研究センター | ||
巻号,ページ | 48号, p.37-41(2011-09) | ISSN | 18836496 |
全文表示 | PDFファイル (259KB) | ||
抄録 | 本研究では,公園などの暑熱対策として利用されている煙霧散布と,食品添加物としても安全性に懸念のない微酸性次亜塩素系殺菌水を組み合わせた煙霧システムを豚舎での応用を検討した結果,冷却と殺菌が可能である。そこで煙霧システムを活用し,豚舎での夏季の暑熱対策と衛生環境の効果を検証するため肥育試験を実施した。 1.最も気温の高かった8月に畜舎内温度を0.52℃低減した。 2.肥育への影響は,日増体成績では試験区と対照区は同等の結果であった。しかし日中の平均外気温が30℃を超えた週については,対照区では増体量が低減したのに対し,試験区では安定的に増体した。このことから暑熱低減効果による肥育豚への影響が示唆された。 枝肉成績については,差が認められないことから殺菌水の煙霧による散布は,肉質に影響を及ぼさないものと考えられた。 3.豚舎内の衛生環境への影響は,対照区と試験区煙霧前は同等の落下菌数であったが煙霧後20分でも細菌が少ない傾向が認められ,殺菌水の継続的な効果が確認できた。 以上のことから煙霧システムによる安定的な肉豚生産の可能性が示唆された。 | ||
索引語 | 殺菌水;煙霧散布;利用;畜産環境コントロールシステム;豚生産向上;煙霧システム;効果 | ||
引用文献数 | 2 | 登録日 | 2012年12月06日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |