北海道における2010年の気象の特徴と農作物への影響要因

北海道における2010年の気象の特徴と農作物への影響要因

レコードナンバー814907論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20004478NACSIS書誌IDAA11611351
論文副題「北海道における2010年猛暑による農作物の被害解析」報告書
著者名広田 知良
古賀 伸久
岩田 幸良
井上 聡
根本 学
濱嵜 孝弘
書誌名北海道農業研究センター研究資料 = Miscellaneous publication of the National Agricultural Research Center for Hokkaido Region
別誌名Misc. Pub. NARO Hokkaido Agric. Res. Cent
Miscellaneous publication of the NARO Hokkaido Agricultural Research Center
Misc. Pub. Natl. Agric. Res. Cent. for Hokkaido Reg
北海道農研研究資料
発行元北海道農業研究センター
巻号,ページ69号, p.1-13(2011-09)ISSN13478125
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抄録2010年の気象の特徴は,これまでの北海道の夏季冷涼で梅雨がないという気候条件とは異なり,夏季(6~8月)の統計開始以来の記録的高温(全道平均で+2.3℃)と併せて7~8月の多雨,さらに春先の低温が重なった点にあった。平年より2℃以上の記録的な高温は,作物の生育を過度に促進し,収穫までの生育期間を大きく短縮するとともに,多雨による多湿条件が病害を助長した。さらには春先の低温・多雨による播種の遅れや初期生育の不良の影響が重なったため,多くの畑作物(小麦,ばれいしょ,てんさい,大豆を除く豆類)の収量が大きく低下した。北海道において夏季の高温条件による畑作物の不作は,北海道開拓以来はじめてのことである。また水稲も作況指数が98と極端な高温年では初めて平年を下回った。気象庁温暖化予測情報第6巻による温暖化予測シナリオ(SRES-A2)と比較すると 2010年の夏季気温は,2100年頃,またはそれを上回っていた。これからは4年に1度程度で生じる冷害と併せて,4~6年程度毎に生じる高温,および今後の北海道の夏季に梅雨の発生が頻発するかについては, 異常気象が北海道農業に及ぼす影響を考える上で,重要な研究・技術開発課題となると考える。したがって,寒地にある北海道といえども冷害のリスクに備えながらと温暖化に対しても適切に対応するための技術開発が必要である。
索引語北海道;農作物;気象;特徴;影響要因;被害解析;報告書
引用文献数26
登録日2012年12月06日
収録データベースJASI, AGROLib

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