ソルガムあるいはオオムギで飼育した4種アブラムシの発育・増殖特性の比較とバンカー法での利用可能性の検討
ソルガムあるいはオオムギで飼育した4種アブラムシの発育・増殖特性の比較とバンカー法での利用可能性の検討
レコードナンバー | 815074 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00014825 | NACSIS書誌ID | AN00186121 |
著者名 | 安部 順一朗 光永 貴之 熊倉 裕史 矢野 栄二 | ||
書誌名 | 日本応用動物昆虫学会誌 | ||
別誌名 | Japanese journal of applied entomology and zoology 日本応用動物昆虫学会誌 | ||
巻号,ページ | 55巻・ 4号, p.227-239(2011-11) | ISSN | 00214914 |
全文表示 | PDFファイル (934KB) | ||
抄録 | 特に盛暑期での利用を想定したショクガタマバエ等のアブラムシ捕食性天敵を用いたバンカー法の代替餌としての有用性を評価するため、ソルガムあるいはオオムギを餌として飼育した4種のアブラムシ、トウモロコシアブラムシ、ヒエノアブラムシ、ムギクビレアブラムシ、ムギミドリアブラムシの内的自然増加率を比較した.15℃、20℃、25℃、30℃の4種恒温条件下において2種の寄主植物の葉片上で飼育した各アブラムシの生存曲線、全生存期間、生涯産仔数を調査し、これらをもとに内的自然増加率を算出した.ソルガムの葉片で飼育した場合、すべての温度条件下で4種のうちヒエノアブラムシの内的自然増加率が最も高かった.オオムギの葉片で飼育した場合、20℃、25℃、30℃の条件下でムギミドリアブラムシの内的自然増加率が最も高かった.以上のデータから、バンカー植物としてソルガム、代替餌としてヒエノアブラムシの組み合わせが盛暑期に利用するバンカー法に適していると考えられた.得られた結果に基づき、施設栽培でのこれらのバンカー植物、代替餌の有効性を考察した. | ||
索引語 | ソルガム;オオムギ;飼育;発育;増殖特性;比較;バンカー法;利用可能性;検討 | ||
引用文献数 | 36 | 登録日 | 2012年12月03日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |