躯幹部の湾曲を示すヒラメ人工種苗の特徴と遺伝要因の推定
躯幹部の湾曲を示すヒラメ人工種苗の特徴と遺伝要因の推定
レコードナンバー | 815290 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00008678 | NACSIS書誌ID | AN00124667 |
著者名 | 澤山 英太郎 高木 基裕 | ||
書誌名 | 水産増殖 = The aquiculture | ||
別誌名 | Aquacult. Sci. Aquaculture Science Suisanzoshoku | ||
発行元 | 水産増殖談話会 | ||
巻号,ページ | 59巻・ 4号, p.585-591(2011-12) | ISSN | 03714217 |
全文表示 | PDFファイル (4693KB) | ||
抄録 | 躯幹部の湾曲を伴うヒラメ形態異常(湾曲個体)の発生要因を調べるために、形態学的な観察とマイクロサテライトDNAによる遺伝指標の比較および親子鑑定を実施した。27個体の親魚を用いて種苗生産を行い、58日齢の正常個体40個体と湾曲個体53個体を得た。形態学的な観察から、湾曲個体においては神経棘と血管棘の異常形成が確認された。ヘテロ接合体率やアリル頻度といった遺伝指標は、正常個体と湾曲個体で大きな違いは確認されなかった。親子鑑定の結果から、正常個体は7個体のメス親魚と10個体のオス親魚からなる20組合せが、湾曲個体では5個体のメス親魚と9個体のオス親魚からなる17組合せが確認された。また、湾曲個体を多く生んでいる親魚は確認されなかった。以上の結果から、本湾曲個体は遺伝的な要因よりも、何らかの後天的な要因が強く影響しているものと推測される。 | ||
索引語 | 躯幹部;湾曲;ヒラメ人工種苗;特徴;遺伝要因;推定 | ||
引用文献数 | 20 | 登録日 | 2012年12月03日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |