2-アルキルシクロブタノン類を指標にした放射線照射食品の検知
2-アルキルシクロブタノン類を指標にした放射線照射食品の検知
レコードナンバー | 815334 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00009680 | NACSIS書誌ID | AN00117741 |
論文副題 | ヨーロッパ標準規格法(EN1785)の脂肪含有食品における検知性能の検証 | ||
著者名 | 堤 智昭 等々力 節子 根井 大介 石井 利華 渡邉 敬浩 松田 りえ子 | ||
書誌名 | 食品衛生学雑誌 | ||
別誌名 | Journal of the Food Hygienic Society of Japan Food hygiene and safety science J. Food Hyg. Soc. Jpn. Food Hyg. Saf. Sci. 食衛誌 Shokuhin eiseigaku zasshi | ||
発行元 | [日本食品衛生学会] | ||
巻号,ページ | 52巻・ 6号, p.321-329(2011-12) | ISSN | 00156426 |
全文表示 | PDFファイル (1073KB) | ||
抄録 | 放射線照射食品の検知法であるEN1785の検知性能を評価し、牛肉、豚肉、鶏肉およびサーモンへの適用を検証した。本法は照射の有無を判定する定性試験法であるため、陰性および陽性試料を用いた評価方法を定めた。未照射の各食品から抽出した脂肪を陰性試料、陰性試料に2-アルキルシクロブタノン類を0.05μg/g lipid添加(約0.5kGy照射した際の生成量)した脂肪を陽性試料とした。各食品について4個の陰性試料および16個の陽性試料を分析し、本法の検知性能を評価した。本法は各食品の陰性および陽性試料をすべて正しく判定定でき、これらの食品への適用が妥当であると判断できた。次に上記方法で検証したEN1785の検知性能を確認するため、未照射およびガンマ線照射(0.5~4kGy)した上記と同種の食品を本法により分析した。その結果、すべての試料について照射の有無を正しく判定できた。さらに、ほかの1試験室において、本法の検知性能を検証した後、照射履歴をブラインドにして上記と同種の食品を分析した。各食品につき10試料(未照射2試料、照射8試料)を分析した結果、正答率は100%であった。 | ||
索引語 | アルキルシクロブタノン類;指標;放射線照射食品;検知;ヨーロッパ標準規格法;脂肪含有食品;検知性能;検証 | ||
引用文献数 | 25 | 登録日 | 2012年12月03日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |