沖縄地方におけるシマグワの栽培学的研究 (6)

沖縄地方におけるシマグワの栽培学的研究 (6)

レコードナンバー826025論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20008669NACSIS書誌IDAN00366054
論文副題シマグワの増殖法について
著者名村上 毅
荷川取 勝永
書誌名蠶絲試驗場彙報
別誌名Technical bulletin of Sericultural Experiment Station, Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries
Technical bulletin of Sericultural Experiment Station
蚕糸試験場彙報
発行元農林省蠶絲試驗場
巻号,ページ121号, p.23-32(1984-08)ISSN03853594
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抄録沖縄県農業試験場宮古支場において,宮崎産M系3系統及び現地で栽植されている,M系3系統とシマグワを母樹として,接木法及びさし木法による増殖の可能性について検討した。その結果の概要は次のとおりである。(1)接木法について1.当面,シマグワの安全・確実な栄養繁殖法としては接木法が考えられ,台木としては本土桑実生の根,シマグワ実生の根及びシマグワ抜根株から採種した太根などが利用可能である。2.現地で育成中の桑を母樹とする場合,側枝およびわい小枝が接穂として利用出来,側枝等の着葉部も腋芽の先端部が褐色を帯びている部分であれば十分利用出来る。3.接木時期は接穂採取の面からは側枝がある程度伸長し,側枝の基部が落葉した頃が望ましく,気象条件の面からは,特に乾燥の激しい時期は避けることが望ましいものと判断されるが,節木後の保護などに留意すれば常時接木は可能なものと考えられる。(2)さし木法について1.さし木法では発根性の品種間差が問題になるため,現在のところ,どのような系統でも可能か否かは不明であるが,M系3系統についてはさし木法による増殖が可能である。2.M系3系統間ではM28の発根性がやや劣る傾向がみられた。3.発根促進処理についてみると,NAA,IBAなどが有効と考えられ,落葉した母樹から採取した枝条ではNAA150ppm,IBA80ppm程度の水溶液にさし穂基部を1昼夜浸漬する方法が,また,成育中の母樹から採取したさし穂の場合にはIBA20~50ppm程度が有効と判断される。なお,IBAの濃度はNAAのおよそ50~60%程度でよいものと考えられる。4.現地で成育中の桑を母樹とする場合には伐採後伸長した枝条に側枝が再発しはじめる直前の時期が望ましいものと考えられ,この枝条の基部から2~3本のさし穂を調整することが望ましい。ただし,さし木時期としては低温期の1~2月は避けることがよういと判断出来る。
索引語シマグワ;沖縄地方;栽培学的研究;増殖法;シマグワ;母樹;側枝;さし木法;NAA;採取;現地;接木法;判断;枝条
登録日2011年09月30日
収録データベースJASI, AGROLib

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