有機栽培イネ細胞間隙に由来する微生物の解析と病害防除

有機栽培イネ細胞間隙に由来する微生物の解析と病害防除

レコードナンバー830408論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016779NACSIS書誌IDAN00352796
著者名安藤 杉尋
高橋 英樹
書誌名土と微生物
別誌名Soil microorganisms
発行元土壌微生物研究会
巻号,ページ65巻・ 2号, p.100-103(2011-11)ISSN09122184
全文表示PDFファイル (2836KB) 
抄録有機農業における無農薬栽培が可能な要因として,有機栽培植物の内生菌叢が病害抵抗性を増強している可能性に着目し、イネを材料として解析を行った。有機栽培イネの地上部に生息する内生菌叢を16S及び18S rDNAを用いたPCR-DGGE法により慣行栽培イネと比較した結果,両者で大きな差異はないが,有機栽培イネにのみ確認できるバンドが存在した。さらに,培養法によって同様に比較したところ,有機栽培イネに特徴的な内生細菌が存在することが示唆された。16S rDNA解析から、それらの中にはPseudomonas属菌やBacillus属菌,Curtobacterium属菌など,過去に病害抵抗性を増強する効果が報告されているものが含まれていた。このうち、AZ2株(Pseudomonas sp.)はいもち病菌の付着器直下の活性酸素生成を促進し,侵入菌糸の伸展を遅延する効果があることが明らかとなった。しかしながら,病斑形成には影響せず,AZ2株単独ではいもち病の発症を抑えることはできないと考えられた。今後,その他の菌の影響を解析すると共に,AZ2株の様な内生菌が有機栽培イネに存在する普遍性を検証する必要がある。
索引語有機栽培イネ;解析;菌;存在;内生菌叢;病害抵抗性;増強;比較;効果;影響
引用文献数11
登録日2013年10月08日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat