地下水位制御による土壌の酸化還元がダイズの生育収量およびカドミウム吸収におよぼす影響

地下水位制御による土壌の酸化還元がダイズの生育収量およびカドミウム吸収におよぼす影響

レコードナンバー830551論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015000NACSIS書誌IDAN00347581
著者名村上 章
佐々木 長市
中川 進平
太田 誠仁
書誌名土壌の物理性
別誌名Soil physical conditions and plant growth, Japan
発行元[出版者不明]
巻号,ページ119号, p.29-38(2011-12)ISSN03876012
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抄録地下水位制御によるダイズ栽培で土壌の酸化還元層が生育収量および子実中のカドミウム吸収におよぼす影響について明らかにすることを目的とした。水位を制御できる3試験装備を設けて大豆を栽培した。試験装備は,それぞれ地下水位を10cmと40cmで固定した試験区および開花後約50日間のみ地下水位を40cmから10cmに上昇固定した試験区(40‐10‐40cm区)で行った。これらの試験装備は同じ砕土率80%の水田土壌を用い,試験は2007から2009までの3カ年行った。1)3試験区は,作付け期間をとおして設定した地下水位の上部土壌は酸化状態で,地下水位の下部土壌は,還元状態であった。40‐10‐40cm区は,設定した地下水位の上下により短期間で酸化状態や還元状態に変化した。2)3試験区の根重は,酸化状態である0cmから10cmの区間で最も多く,深度方向に減少した。40‐10‐40cm区と10cm区は,深さ10cmまで根毛状の細根がマット状に広がっていた。40cm区は太い根が40cm深まで認められた。40‐10‐40cm区は,深さ10cm以下に根は少なかったが,40cm深まで存在が確認された。3)10cm区の収量は,40‐10‐40cm区や40cm区に比べ低くなった。40‐10‐40cm区と40cm区は,開花前までは同様な生育あったが,40‐10‐40cm区は,40cm区より生育が劣り減収した。4)収穫時の子実のカドミウム含有率は,10cm区と40‐10‐40cm区は,40cm区に比べ低い傾向であった。5)地下水位制御により開花期以降に土壌を還元状態にすることは,カドミウムの吸収抑制に有効であることが示唆された。
索引語地下水位;土壌;地下水位制御;試験装備;酸化状態;還元状態;生育収量;カドミウム吸収;影響;根
引用文献数30
登録日2013年10月08日
収録データベースJASI, AGROLib

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