平成21年度豚肉質を改良する種豚(ボーノブラウン)と飼料を組み合わせた生産現場実証試験成績
平成21年度豚肉質を改良する種豚(ボーノブラウン)と飼料を組み合わせた生産現場実証試験成績
レコードナンバー | 830924 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
---|---|---|---|
ALIS書誌ID | ZZ20011203 | NACSIS書誌ID | AA11642901 |
著者名 | 吉岡 豪 北山 智広 高橋 真之 大関 輝夫 田口 和夫 臼井 秀義 | ||
書誌名 | 岐阜県畜産研究所研究報告 | ||
発行元 | 岐阜県畜産研究所 | ||
巻号,ページ | 11号, p.42-49(2011-07) | ISSN | 13469711 |
全文表示 | PDFファイル (457KB) | ||
抄録 | 本試験は、日本農産工業株式会社中部支店との供同研究により、岐阜県内の養豚生産農場において、豚肉の筋肉内脂肪含量を増加させる能力をもつデュロック種豚(以下、ボーノブラウン)を止め雄にして生産された三元肉豚に対し、豚肉の筋肉内脂肪含量を増加させ、ドリップロスを低減させる効果を付与した飼料(以下、試験飼料No.2)又は、豚肉のドリップロスを低減させる効果を付与した飼料(以下、試験飼料No.3)を給与し、発育、枝肉成績及び肉質に及ぼす影響を検討した。その結果、1. ボーノブラウンを用いて生産した肉豚の肥育後期に試験飼料No.2を給与すると、出荷日齢は、従来の飼料を給与した肉豚に比べ約10日~15日遅延した。一方、試験飼料No.3の給与は、出荷日齢に影響を及ぼさなかった。2. ボーノブラウンを用いて生産した肉豚の肥育後期に試験飼料No.2又はNo.3を給与して得られた豚肉は、一般流通豚肉に比べて、ロース肉のドリップロスが40~67%に低減し、背脂肪内・外層融点が3.7℃~4.7℃低くなった。3. ボーノブラウン、試験飼料No.2又はボーノブラウン+試験飼料No.2の筋肉内脂肪含量増加効果は、それぞれ、+1.2ポイント、+0.8ポイント及び+3.0ポイント程度であると推察された。 | ||
索引語 | 飼料;肉豚;給与;豚肉;用いて生産;肥育後期;ドリップロス;低減;筋肉内脂肪含量;増加 | ||
引用文献数 | 3 | 登録日 | 2013年10月08日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |