閉花性で赤かび病抵抗性に優れる「小麦中間母本農9号」(赤かび系3号)の育成

閉花性で赤かび病抵抗性に優れる「小麦中間母本農9号」(赤かび系3号)の育成

レコードナンバー831013論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20003504NACSIS書誌IDAA11598810
著者名久保 堅司
河田 尚之
藤田 雅也
八田 浩一
松中 仁
小田 俊介
波多野 哲也
関 昌子
吉岡 藤治
乙部 千雅子#中島, 隆
書誌名九州沖縄農業研究センター報告
別誌名Bulletin of the NARO Kyushu Okinawa Agricultural Research Center (NARO/KARC)
Bull. Natl. Agric. Res. Cent. Kyushu Okinawa Reg.
九州沖縄農研報告
発行元農業技術研究機構九州沖縄農業研究センター
巻号,ページ57号, p.21-34(2012-02)ISSN13469177
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抄録「小麦中間母本農9号」は,閉花受粉性(閉花性:受精期に開頴しにくく,葯が抽出しない)の遺伝資源である「U24」と赤かび病進展抵抗性に優れる「西海165号」の交配から一穂一粒法により固定を図り作出された赤かび病抵抗性系統である。本系統は,既存の小麦品種・系統には稀な閉花性という特性を持ち,赤かび病の感染抵抗性に優れる。また,赤かび病抵抗性と関係する量的形質遺伝子座(QTL,Fhb1)の遺伝子型が抵抗性型で(マイクロサテライトマーカーXgwm533およびXgwm493での多型調査による),赤かび病の進展抵抗性に優れる。圃場の罹病程度でみた赤かび病抵抗性は「強」である。「U24」は閉花性で感染抵抗性に優れるが,晩生のため交配親として活用しにくく,進展抵抗性が極弱であるため,後代での進展抵抗性の向上は望みにくい。「小麦中間母本農9号」は出穂・成熟期が「U24」より改善されているのに加え,感染抵抗性(閉花性)と進展抵抗性(Fhb1)を併せ持っているため,交配により機作の異なる赤かび病抵抗性の有用な遺伝因子を効率的に導入可能である。
索引語花性;赤かび病抵抗性;進展抵抗性;感染抵抗性;赤かび病;性;交配;閉花受粉性;開頴;遺伝資源
引用文献数14
登録日2013年10月08日
収録データベースJASI, AGROLib

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