微酸性電解水によるキュウリおよびトマト病害の発病抑制効果

微酸性電解水によるキュウリおよびトマト病害の発病抑制効果

レコードナンバー831015論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015280NACSIS書誌IDAN00236503
著者名津野 和宣
甲斐 祐介
中村 悌一
書誌名宮崎大学農学部研究報告 = Bulletin of the Faculty of Agriculture, Miyazaki University
別誌名Bulletin of the Faculty of Agriculture, University of Miyazaki
発行元宮崎大学農学部
巻号,ページ58巻・ p.11-17(2012-02)ISSN05446066
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抄録実際の施設栽培環境において,キュウリおよびトマトに微酸性電解水を散布して各種植物病害(キュウリうどんこ病,べと病,褐斑病,およびトマト葉かび病)の抑制効果を調査した。その結果,施設栽培のキュウリおよびトマトに微酸性電解水を散布すると,微酸性電解水処理区において,これら植物病害の発病率(%)および発病度が対照区の50%以下に抑えられた。また,いずれの植物病害に対しても,微酸性電解水の散布以降,処理区において高い防除価が持続した。これらの結果から,微酸性電解水の散布によって,キュウリうどんこ病,キュウリべと病,キュウリ褐斑病,トマト葉かび病の発病が極めて効果的に抑制されたと考えられた。また,微酸性電解水処理による植物の生理障害等(薬害,生育不良,生産低下など)は認められなかった。以上のことから,植物病害の予防の目的で定期的に微酸性電解水を散布することは,植物病害抑制に効果的であると考えられた。また,微酸性電解水は本研究で取り扱った病気以外の植物病原菌に対しても,有効な抑制効果を上げる可能性が極めて高いと考えられた。これらのことから,微酸性電解水を実用的な抗菌資材として農業生産に利用することは,環境負荷軽減と農産物の品質向上,安全性の担保などの実現に極めて有効な手段であると評価された。
索引語微酸性電解水;散布;キュウリ;キュウリうどんこ病;トマト葉かび病;植物病害;トマト;病;抑制効果;施設栽培環境
引用文献数10
登録日2013年10月08日
収録データベースJASI, AGROLib

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