犬ジステンパー脳炎の診断におけるリファレンス抗体測定の有用性
犬ジステンパー脳炎の診断におけるリファレンス抗体測定の有用性
レコードナンバー | 831246 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00014801 | NACSIS書誌ID | AN00191857 |
著者名 | 相馬 武久 植村 隆司 中本 裕也 長谷 生子 小澤 剛 | ||
書誌名 | 日本獣医師会雑誌 = Journal of the Japan Veterinary Medical Association | ||
発行元 | 日本獸医師会 | ||
巻号,ページ | 65巻・ 3号, p.216-220(2012-03) | ISSN | 04466454 |
全文表示 | PDFファイル (392KB) | ||
抄録 | 犬ジステンパー脳炎(CDE)を血清学的に診断する際の脳脊髄液への血液成分混入の指標(リファレンス抗体)として犬パルボウイルス抗体と犬アデノウイルス抗体の測定の有用性を検討した。両抗体の血清中力価/脳脊髄液中力価(S/C)値の比は検討した30頭すべて測定誤差の許容範囲内(2:1,1:1又は1:2)であり,どちらの抗体を指標としても同様な成績が得られることが示された。CDEの診断基準である犬ジステンパーウイルス(CDV)抗体のS/C値<256を示した神経症例29頭中1頭だけがCDV抗体のS/C値がリファレンス抗体のそれに比べて低く(1:8),CDEと診断されたが,残りの28頭の両抗体のS/C値の比は誤差範囲内で診断は成立しなかった。このことはCDEの診断に際しCDV抗体だけでは誤診を招く危険性があることを示すものである。 | ||
索引語 | 診断;抗体;CDE;C値;犬ジステンパー脳炎;有用性;指標;リファレンス抗体;検討;両抗体 | ||
引用文献数 | 14 | 登録日 | 2013年10月08日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |