かごしま黒豚を用いた焼酎粕濃縮液給与技術の開発

かごしま黒豚を用いた焼酎粕濃縮液給与技術の開発

レコードナンバー831464論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20032932NACSIS書誌IDAA12258614
著者名今村 修二
生駒 エレナ
大平 徳雄
渡邊 洋一郎
稲田 年久
宮薗 勉
林 國興
尾花 尚明
入江 正和
高橋 俊浩#森田, 哲夫
書誌名鹿児島県農業開発総合センター研究報告. 畜産部門 = Bulletin of the Kagoshima Prefectural Institute for Agricultural Development. Livestock industry
別誌名Bull. Kagoshima. Pref. Ins. for Agri. Deve. (Livestock Industry)
鹿児島農総セ研報(畜産)
発行元鹿児島県農業開発総合センター畜産試験場
巻号,ページ5号, p.25-31(2012-03)ISSN18818617
全文表示PDFファイル (561KB) 
抄録焼酎粕濃縮液(以下:濃縮液)を添加し,CPおよびTDN等を調整した飼料を給与することでかごしま黒豚肥育去勢豚の生産性および肉質等への影響について比較検討した。試験1 濃縮液の添加水準を3水準設けた試験区を設定し,濃縮液の最適添加量の検討を行った結果,飼養成績および枝肉成績には区間に有意差はみられなかったが,歩留率やロース断面積が増加する傾向がみられた。肉および脂肪の理化学的特牲は対照区に対し,ドリップロスで4.0%区が有意に多く,皮下内層脂肪および腎脂の脂肪融点は1.0%区で有意に高くなった。ロース可食部中TBARSは濃縮液添加により低くなる傾向がみられた。飼料コストは濃縮液添加により単価が安くなり,枝肉価格に占める飼料費の割合は2.0%および4.0%が対照区より低くなった。濃縮液は2.0~4.0%程度の添加であれば生産性や肉質に影響を与えず,飼料単価も下がるため利用価値は十分あると思われるが,飼料の保存性の問題から4.0%より多い添加は不適当と思われた。以上のことから,濃縮液添加区のなかで飼養成績が対照区と同等だった2.0%が適当と判断された。試験2 濃縮液配合飼料の給与開始時期を体重毎に3水準設けた試験区を設定し,濃縮液配合飼料の最適給与開始時期の検討を行った。飼養成績には区間に有意差はみられなかったが,1日増体量は濃縮液添加飼料を給与した区が対照区より増加する傾向がみられた。飼料要求率は対照区に対し70kg区で同等,30kg区では低くなる傾向がみられた。枝肉成績は区間に有意な差はみられなかった。肉および脂肪の理化学的特牲は区間に有意差はみられないものの,加熱損失率,せん断力価は濃縮液添加飼料を給与した区が高くなる傾向がみられた。飼料単価は濃縮液添加により前期,後期とも0.5円/kg程度下がり,1頭あたりの飼料コストは30kg区で対照区に対し400円程度下がった。このことからかごしま黒豚への濃縮液添加飼料の最適給与開始時期は体重30kgが適当であると推察された。
索引語濃縮液;傾向;添加;検討;濃縮液添加;飼料;飼養成績;区間;肉;給与
引用文献数10
登録日2013年10月08日
収録データベースJASI, AGROLib

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