イチゴ品種「さちのか」の育苗期における重要病害虫防除体系

イチゴ品種「さちのか」の育苗期における重要病害虫防除体系

レコードナンバー831481論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20038090NACSIS書誌IDAA12462891
著者名吉田 満明
高田 裕司
内川 敬介
難波 信行
寺本 健
宮崎 朋浩
書誌名長崎県農林技術開発センター研究報告
別誌名Bulletin of the Nagasaki Agricultural & Forestry Technical Development Center
発行元長崎県農林技術開発センター
巻号,ページ3号, p.81-109(2012-03)ISSN18848605
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抄録1)「さちのか」は,「とよのか」および「こいのか」に比べ,本菌に対する感受性が高く,本病に対する危険性が感染部位に関係なく高いと考えられた。また,クラウン部への感染はさらに萎凋・枯死のリスクが高まると考えられた。2)炭疽病菌の感染により葉上に汚斑状斑点を生じた苗(汚斑苗)は,萎凋枯死等への病勢進展の危険性が高く,二次伝染源にもなるため育苗床からの廃棄が必要であり,本圃に汚斑苗を定植した場合は,萎凋枯死株率が高く,定植用株としても不適であることが明らかとなった。3)固着性展着剤アビオン-E(500倍希釈)の殺菌剤への加用は炭疽病に対する効果を安定的に向上させた。4)長崎県内において,育苗期に発生するハダニ類の土着天敵は,ハダニアザミウマ,ハダニタマバエ,カブリダニ類,ケシハネカクシ類であり,そのうち,県内広域に継続的に発生するのは,ハダニアザミウマとハダニタマバエであった。5)気門封鎖型殺虫剤である粘着くん液剤は,イチゴに寄生するナミハダニ,カンザワハダニ雌成虫に対して効果が高かった。6)イチゴ育苗期において,ゲッター水和剤およびセイビアーフロアブル20を約40~50日間隔で交互に組み,その間に概ね旬ごとにその他の有効薬剤を組み込んだ防除(輪番散布)体系は,炭疽病に対し防除効果が高く,展着剤としてアビオン-Eを加用することにより防除効果が向上した。7)雨よけ施設と流水育苗ポット台を組み合わせた耕種的防除法は高い防除効果が認められた。8)上記の炭疽病防除体系に,土着天敵の保護,活用を考慮した害虫防除を組み合わせた体系は,ハダニ類やアブラムシ類など主要害虫の発生を低密度に管理することができた。
索引語さちのか;育苗期;汚斑苗;ハダニアザミウマ;ハダニタマバエ;発生;防除効果;効果;炭疽病;体系
引用文献数19
登録日2013年10月08日
収録データベースJASI, AGROLib

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