Trichoderma reesei,Aspergilus awamoriおよびSaccharomyces cerevisiaeを用いたSSFによるサゴヤシでん粉抽出残渣からのバイオエタノール生成に関する基礎的研究

Trichoderma reesei,Aspergilus awamoriおよびSaccharomyces cerevisiaeを用いたSSFによるサゴヤシでん粉抽出残渣からのバイオエタノール生成に関する基礎的研究

レコードナンバー831805論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015617NACSIS書誌IDAN00201054
著者名Sholahuddin
院多本 華夫
佐竹 隆顕
書誌名農業施設
別誌名Journal of the Society of Agricultural Structures, Japan
発行元農業施設学会
巻号,ページ42巻・ 4号, p.17-23(2012-03)ISSN03888517
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抄録インドネシアの1900万haにおよぶ酸性度の高い泥炭地においては適作の考えよりサゴヤシが多く栽培されている。一方,近年の国際的な石油価格の上昇とともにサゴヤシからでん粉を抽出し,それを素材としたバイオエタノール生成プロジェクトが進められている。しかし,インドネシアにおけるサゴヤシからのでん粉抽出効率は十分ではなく,1kgのでん粉を抽出するために約31%のでん粉と約40%の繊維が混在した抽出残渣が乾物で約0.6kg発生し,環境汚染を引き起こしている。本研究ではこのサゴヤシでん粉抽出残渣よりさらにバイオエタノールを効率よく生成する技術開発に向けて,サゴヤシでん粉抽出残渣の糖化とアルコール発酵を同時に行う平行複発酵技術(SSF)の確立に向けた基礎実験を行った。今回の基礎実験においては,でん粉抽出残渣に含まれるセルロースの分解の促進を目的にセルラーゼの高生産菌であるTrichoderma reesei,およびでん粉のブドウ糖への分解を目的にAspergillus awamori,さらにアルコール発酵のための酵母としてSaccharomyces cerevisiae等の菌を用いて同時糖化発酵を試みた。培養槽中のでん粉抽出残渣濃度が50g/lの条件の下,Aspergillus awamoriとSaccharomyces cerevisiaeの共培養およびAspergillus awamori,Trichoderma reeseiとSaccharomyces cerevisiaeの共培養よるエタノール生成は各々10.9g/lおよび10.4g/lであった。でん粉抽出残渣よりさらに抽出されたでん粉の約88%がエタノール発酵に利用可能であった。一方,Trichoderma reeseiによって生成したセルラーゼの活性が低いことから,エタノールに変換された繊維の割合は約5%のみであった。しかし,実験結果を総合的に検討するとでん粉抽出残渣は良好な発酵基質であると考えられた。
索引語Trichoderma reesei;Saccharomyces cerevisiae;でん粉;サゴヤシ;Aspergillus awamori;抽出;セルラーゼ;サゴヤシでん粉抽出残渣;でん粉抽出残渣;生成
引用文献数25
登録日2013年10月08日
収録データベースJASI, AGROLib

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