香酸カンキツ「長門ユズキチ」の長期貯蔵技術の開発
香酸カンキツ「長門ユズキチ」の長期貯蔵技術の開発
レコードナンバー | 831859 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
---|---|---|---|
ALIS書誌ID | ZZ20038346 | NACSIS書誌ID | AA12476648 |
著者名 | 平田 達哉 中谷 幸夫 西岡 真理 杉本 健治 品川 吉延 | ||
書誌名 | 山口県農林総合技術センター研究報告 | ||
別誌名 | Bull. Yamaguchi Tec Cent Agri Fore 山口農技セ研報 Bulletin of the Yamaguchi Agricultural and Forestry General Technology Center Experiment Station | ||
発行元 | 山口県農林総合技術センター | ||
巻号,ページ | 3号, p.1-8(2012-03) | ISSN | 21850437 |
全文表示 | PDFファイル (5961KB) | ||
抄録 | 長門ユズキチを収穫後、緑色果のまま長期間貯蔵するため、低温貯蔵技術の検討を行った。収穫は貯蔵用果実としては、花の満開日を基準として、84日目の果実が適している。また、果実階級間での品質、貯蔵性には、差が認められない。予措を行わないで包装貯蔵すると、障害果率が高くなる。予措が強いほど、障害果率は低下するが、黄化が促進される。長期貯蔵には、減量歩合で5%の予措が適している。貯蔵温度は低いほど緑色保持効果は良いが、障害果率が高くなるため、貯蔵温度を8℃から5日毎に1℃ずつ下げ、貯蔵開始30日以降は2℃とするコンディショニング処理が適している。包装資材としては、ポリプロピレンよりポリエチレンが貯蔵に適している。厚さ0.025mm、大きさ410mm×280mmのポリエチレンに1.5kgの果実を入れる包装形態が貯蔵に適している。以上のことより、黄化と低温障害を同時に抑制し、長門ユズキチを90日間貯蔵することが可能となった。すなわち、貯蔵用果実は満開後84日後に収穫して、5%の予措を行う。その後厚さ0.025mm、大きさ410mm×280mmのポリエチレン袋に1.5kgの果実入れて密封し、袋に傷をつけないように貯蔵庫に入れる。貯蔵温度は、8℃を開始温度として2℃まで、5日ごとに1℃下げ、その後2℃に維持する。 | ||
索引語 | 予措;長門ユズキチ;貯蔵;果実;貯蔵温度;障害果率;収穫;ポリエチレン;貯蔵用果実;黄化 | ||
引用文献数 | 17 | 登録日 | 2013年10月08日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |