飛騨地方南部の飛騨川支流群における魚類相

飛騨地方南部の飛騨川支流群における魚類相

レコードナンバー831928論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20028619NACSIS書誌IDAA1216507X
著者名岸 大弼
徳原 哲也
書誌名岐阜県河川環境研究所研究報告 = Report of Gifu Prefectural Research Institute for Freshwater Fish and Aquatic Environments
発行元岐阜県河川環境研究所
巻号,ページ57号, p.1-10(2012-03)ISSN18807437
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抄録イワナ(Salvelinus leucomaenis)・ヤマメ(Oncorhynchus masou masou)・アマゴ(O. m. ishikawae)は、県内の渓流域における漁業対象種として古くから利用されてきた(岐阜縣益田郡役所1916;秋道1979)。飛騨川本支流は、県内でも有数の流域規模を有し、イワナ漁獲量の16.5%およびアマゴ・ヤマメ漁獲量の31.6%を占めており(岐阜県農政部水産課2011)、この地域は、現在も主要な漁場のひとつとなっている。飛騨川本支流における魚類相については、これまでにいくつかの報告によって出現魚種が記録されてきた(岐阜縣益田郡役所1916;広・中西1967;広1976;秋道1979;蘆田2002a,b)。ただし、いずれも定性的な記録であり、各魚種の生息密度は把握されてこなかった。例えば、明治初期に編纂された斐太後風土記(秋道1979;蘆田2002a,b)は、当時の飛騨地方の各村における年間の漁獲数量が記載された貴重な資料であるが、漁場面積や出漁回数といった採捕努力量に関する情報が欠落しているため、河川における資源量を推定することはできなった。大正期の岐阜縣益田郡役所(1916)および昭和期の広・中西(1967)や広(1976)は、各魚種の多寡を概ね3階級に大別して記録しているが、その階級分けの判断基準は不明確で、河川間あるいは年代間での数量比較に使用できる精度ではなかった。また、いずれも飛騨川本流および一部の支流に限定された内容であり、支流における魚類の分布状況の情報が特に不足していた。こうした背景から、今回は飛騨地方南部(下呂市萩原・下呂・馬瀬地域)および周辺地域(高山市清見地域南部など)を対象とし、飛騨川の支流群における魚類相の把握を目的として計58地点において魚類調査を実施した。また、そのうち34地点では個体数推定を行った。本稿では、これらの地点における出現魚種およびその生息密度について報告する。
索引語支流;飛騨地方南部;魚類相;アマゴ;県内;生息密度;把握;Salvelinus leucomaenis;Oncorhynchus masou masou;種
引用文献数16
登録日2013年10月08日
収録データベースJASI, AGROLib

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