ヒュウガナツ(Citrus tamurana hort.ex Tanaka)における成熟花粉の液体培養系の確立

ヒュウガナツ(Citrus tamurana hort.ex Tanaka)における成熟花粉の液体培養系の確立

レコードナンバー831985論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20004168NACSIS書誌IDAA11608561
著者名内田 飛香
安部 秋晴
星野 洋一郎
國武 久登
書誌名園芸学研究
別誌名Horticultural research (Japan)
発行元園芸学会
巻号,ページ11巻・ 2号, p.173-179(2012-04)ISSN13472658
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抄録カンキツ類における雄性側自家和合・不和合に関するin vitro培養モデル系を確立するため,ヒュウガナツ成熟花粉を用いて培養環境条件や液体培地組成について検討を行った。最適な培養温度について調査したところ,25℃で最も高い正常発芽花粉率となった。また,最適pHは7.0であり,最も高い正常発芽花粉率と低い花粉管破裂率が観察された。基本培地(Hirano・Hoshino,2009)を修正して液体培地組成について検討したところ,最適培地組成は,0.04%(w/v)塩化カルシウム,0.01%(w/v)ホウ酸,0.0007%(w/v)リン酸二水素カリウム,0.02%(w/v)酵母エキス,および10%(w/v)ショ糖となった。ヒュウガナツの液体花粉培養には,酵母エキスや塩化カルシウムの添加が有効であり,浸透圧調節やエネルギー源としてのショ糖の添加も重要であることが明らかとなった。これらの最適培養条件と培地組成において,ヒュウガナツ成熟花粉を1×10 5個・mL-1の密度で播種し,25℃,暗黒条件下で培養を行ったところ,培養4時間後に花粉の発芽が確認され,花粉管は1時間当たり約20μmずつ伸長していた。培養6時間後,最も高い正常発芽花粉率73.6%が確認され,さらに培養8時間後には花粉管は200μmの長さに到達したものもあった。以上のように,ヒュウガナツの成熱花粉の液体花粉培養系を確立することができた。
索引語ヒュウガナツ;確立;Citrus tamurana;正常発芽花粉率;花粉管;ヒュウガナツ成熟花粉;液体培地組成;検討;塩化カルシウム;酵母エキス
引用文献数44
登録日2013年10月08日
収録データベースJASI, AGROLib

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