夏秋雨よけトマト栽培における裂果軽減技術(1)

夏秋雨よけトマト栽培における裂果軽減技術(1)

レコードナンバー832087論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20039980NACSIS書誌IDAA12530299
著者名木村 真美
藤谷 信二
一万田 賢治
書誌名大分県農林水産研究指導センター研究報告 = Bulletin of Oita Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Research Center
発行元大分県農林水産研究指導センター
巻号,ページ2号, p.23-42(2012-03)ISSN21885273
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抄録夏秋トマトの8~10月を中心とした裂果軽減対策について、着果性に優れ、裂果しにくい品種の選定を行うとともに、遮光等による減光、栽培管理、水分管理等の面から検討を行った。1 裂果しにくい品種の選定 「みそら64」は裂果が少なく、収量および秀品率も高いことから、夏秋栽培で有望な品種である。2 減光による裂果軽減効果 遮光率20%の遮光資材「明涼」の天井被覆により、夏期晴天時の日中のハウス内気温の低下および日射を遮ることができ、裂果の発生が軽減できる。また、アルミ蒸着シートにより果房を直接遮光することにより、裂果が著しく減少する。さらに、UVカットフィルムの展張により、日射(主に、紫外線)を遮ることで、裂果の発生を3~5割程度軽減できる。3 裂果発生抑制のための栽培法 果房直下の強い腋芽を残すと、果実上部の葉面積が増え、遮光効果により裂果の減少効果が認められ、糸つり誘引(垂直誘引)に適した技術である。また、栽植密度を高めると、空洞果が増えるものの、裂果が減少し、収量性が向上することから、栽植本数と収量性の関係や作業性を考慮すると、株間40cmがよい。4 気象予測を利用した水分管理による裂果軽減効果 裂果率は、湿度と負の相関が、日最高最低気温差(日較差)、日射量と正の相関が認められる。特に、気温の日較差が9℃以上となると裂果が多くなる傾向を示し、最低気温が20℃を下回ると裂果の発生が多くなる。また、概ね20℃を境に外気温の上昇(日射量の増大)とともにトマトの吸水が始まる傾向であることから、トマトの吸水開始を考慮して、最低外気温予測に準じた変動かん水をすることにより、裂果の発生を軽減でき、秀品率も向上する。
索引語裂果;発生;裂果軽減効果;トマト;軽減;品種;裂果軽減技術;果;日射;減少
引用文献数18
登録日2013年10月08日
収録データベースJASI, AGROLib

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