ナシ萎縮病発生に関する土壌肥料的要因調査

ナシ萎縮病発生に関する土壌肥料的要因調査

レコードナンバー832162論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20033819NACSIS書誌IDAA12302261
著者名森 聡
福田 雅仁
松家 義克
書誌名徳島県立農林水産総合技術支援センター果樹研究所研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center, Fruit Tree Research Institute
別誌名徳島県立農林水産総合技術支援センター果樹研究所研究報告書
Bull. Tokushima Pref. Fruit Tree Res. Ins.
徳島果研報
発行元徳島県立農林水産総合技術支援センター果樹研究所
巻号,ページ6号, p.19-29(2012-03)ISSN13472518
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抄録近年増加しているナシ萎縮病について,土壌肥料面から発生に関与する要因を明らかにするために,萎縮病発生の著しいA園および発生がわずかのC園を含む'幸水'園6園の土壌理化学性,樹体栄養および土壌水分・地下水位について比較調査した。C園は有効土層,根域が最も深かった(80cm)が,A園は有効土層,根域が最も浅かった(30cm)。全園において,中・下層土壌のpH,塩基含量が高く,根の障害が懸念された。A園は,この傾向が最も顕著であった。これはA園に塩基成分の下方への移動を遮る粘土質の不透水層が中・下層にあり,その不透水層が最も浅いためであると考えられた。また,A園は葉中窒素含量が他の園に比べて少なかった。これは,A園は有効土層が浅く,根域が浅いため,養分吸収量が少ないことによると考えられた。C園は土壌水分の変動が少なく,適湿の期間が長かった。一方,他の園は土壌水分の変動が大きく,また過湿の期間が長かった。以上より,ナシ萎縮病の発生は,有効土層が浅く根域が限られていること,土壌の乾湿変動が大きいこと,土壌の透水性が不良で塩類集積が起こりやすいことによるナシ樹の樹勢低下と関係があると考えられた。
索引語A園;有効土層;期間;園;根域;土壌水分;土壌;発生;変動;ナシ萎縮病
引用文献数11
登録日2013年10月08日
収録データベースJASI, AGROLib

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