石川県における牛トロウイルスが関与した下痢症

石川県における牛トロウイルスが関与した下痢症

レコードナンバー832314論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014801NACSIS書誌IDAN00191857
著者名伊藤 美加
市川 雄一
下池 健一郎
松田 達彦
上地 正英
新谷 英一
書誌名日本獣医師会雑誌 = Journal of the Japan Veterinary Medical Association
発行元日本獸医師会
巻号,ページ65巻・ 5号, p.350-354(2012-05)ISSN04466454
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抄録牛トロウイルス(BToV)は子牛における下痢症の一因子として知られるが,成牛への関与については不明な点が多い。2010年,石川県内の2戸の酪農場で発生した牛の下痢症を解析したところ,BToVの関与が疑われた。成牛の半数が下痢を呈したA農場では,検査個体のうち約半数でBToVに対する抗体陽転あるいは糞便よりBToV遺伝子が検出され,1頭からBToVが分離された。他の病原体検索が陰性であったことから,BToVを集団下痢症の一因と判断した。B農場では血様下痢を呈した子牛の糞便よりA農場分離株とS遺伝子配列が同一のBToV遺伝子が検出され,抗体陽転も認められたことから,BToVによる下痢症と診断した。分離ウイルスを用いて県内12農場で血清疫学調査を行った結果,肉用・乳用牛ともに広く抗体保有が認められた。以上の結果から,BToVは県内に広く浸潤し,子牛だけでなく成牛においても下痢の一因として関与している可能性が示唆された。
索引語成牛;下痢症;関与;BToV;子牛;下痢;一因;糞便;検出;BToV遺伝子
引用文献数13
登録日2013年10月08日
収録データベースJASI, AGROLib

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