マレーシア・ランビル国立公園小流域における土壌水,地下水,渓流水の高濃度硫酸の起源と生成機構

マレーシア・ランビル国立公園小流域における土壌水,地下水,渓流水の高濃度硫酸の起源と生成機構

レコードナンバー832620論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00018015NACSIS書誌IDAN00162451
著者名五名 美江
若原 妙子
白木 克繁
蔵治 光一郎
鈴木 雅一
書誌名東京大学農学部演習林報告
別誌名Bulletin of the Tokyo University Forests
巻号,ページ127号, p.17-34(2012-06)ISSN03716007
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抄録低地熱帯雨林における土壌水,地下水,渓流水のSO4 2-濃度の起源とメカニズム,および,高SO4 2-濃度とAl,Fe溶出との関係を明らかにするために,マレーシアランビルヒルズ国立公園内の低地熱帯雨林に覆われた小流域を対象に,ケーススタディを実施した。22haの流域末端部で週1回,渓流水の採水を2年間継続し,0.59haの支流で土壌水,地下水,渓流水の集中観測を実施した。(1)渓流水SO4 2-濃度の空間分布の範囲は,時系列分布の範囲よりも大きいこと,(2)支流の尾根および上流域に分布する砂質土壌の土壌水SO4 2-濃度は,下流域の斜面下部に分布する粘土質土壌の土壌水SO4 2-濃度より2オーダー大きいことが明らかになった。土壌水のpHが4.8以下,Ca2+濃度が約20μmolcL-1以下になるとAlの溶出が始まり,さらに,SO4 2-濃度が約400μmolcL-1に達するとFeの溶出が始まった。これらの結果は,SO4 2-濃度の起源は,流域内に不均一に分布するFeS2である可能性を,また,Alの土壌水への溶出は,Feの溶出とは異なるメカニズムで起きていると推察された。
索引語土壌水;渓流水;濃度;溶出;分布;地下水;起源;Fe;低地熱帯雨林;メカニズム
引用文献数29
登録日2013年10月08日
収録データベースJASI, AGROLib

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