企業の森づくりの現状と課題

企業の森づくりの現状と課題

レコードナンバー832626論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20005635NACSIS書誌IDAN00164184
論文副題企業と地域を結ぶ中間セクターの機能
著者名小林 克己
宮林 茂幸
書誌名東京農業大学農学集報
別誌名Journal of agriculture science, Tokyo University of Agriculture
Journal of agricultural science, Tokyo Nogyo Daigaku
東京農大農学集報
東農大農学集報
農学集報
東京農業大学農學集報
発行元東京農業大学
巻号,ページ57巻・ 1号, p.14-24(2012-06)ISSN03759202
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抄録近年,社会を構成する企業において,自らの社会的責任という新たな展開を進める中で,環境に対する多様な責任を負う,社会貢献の一環とする環境貢献が「企業の社会的責任(Corporate Social Responsibility 以下,CSR)」として進められるようになっている。このような中,わが国において進められているCSRは,多様な企業によってその活動内容が様々である。また,活動の内容をみると地球環境問題への対応やカーボン・オフセットなどの視点から,企業が森づくりを行っている場合が少なくない。しかしながら,企業による森づくりの実態は,対象林・パートナー・活動形態,受け入れ態勢などにおいて,極めて多種多様となっている。そこで,本論では,企業の森づくりを受け入れている一つの地域を事例として,その実態を明らかにした。具体的には,企業の森づくりのコーディネーター機能を有する「やまなし森づくりコミッション」を事例に,仲介者としての役割や機能について明らかにした。また,受け入れ側の地域の一つとして山梨県小菅村を取り上げ,小菅村役場,北都留森林組合,関連企業,多摩川源流大学等に聞き取り調査を実施し,受け入れ地域のメリットと課題を明らかにした。その結果,「やまなし森づくりコミッション」は,企業が森づくりを始める段階の窓口としての機能を果たしているが,資金不足・人材不足等の問題から,協定締結後の両者のサポートは不十分であることが明らかになった。また,このコミッションは複数の団体から組織されているが,相互の連携がとれておらず,多様性の利点を生かしきれていないことを明らかにした。次に,小菅村としては,一つは,森林管理費用を捻出できること,二つには,企業を受け入れることで多様な場面で活動内容が取り上げられるなど,小菅村のPRに繋がっていることなどが成果としてあげられた。しかしながら,契約期間が10年以内と短いために長期的な森林整備計画が立てにくいという点が明らかになった。
索引語企業;森づくり;地域;機能;課題;社会的責任;活動内容;実態;事例;森づくりコミッション
引用文献数34
登録日2013年10月08日
収録データベースJASI, AGROLib

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