皮性二条オオムギにおける退色粒の発生要因と評価法

皮性二条オオムギにおける退色粒の発生要因と評価法

レコードナンバー832652論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015503NACSIS書誌IDAA11317194
著者名甲斐 浩臣
塚﨑 守啓
髙田 衣子
古庄 雅彦
馬場 孝秀
書誌名育種学研究 = Breeding research
発行元日本育種学会
巻号,ページ14巻・ 2号, p.50-56(2012-06)ISSN13447629
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抄録降雨により穀皮の色褪せを伴う退色粒は,皮性二条オオムギにおいて重要な被害粒の一つである。そこで,退色粒について発生要因の解明と評価法の確立を試みた。退色粒の発生要因を解明する目的で過去10年間における二条オオムギについて穀粒の色相(L*値:明度,a*値:赤み度,b*値:黄色み度)と,黄熟期前2週間から黄熟期までの2週間及び黄熱期から収穫期までの2週間のそれぞれの積算降水量との関連について検討した。その結果,黄熟期前2週間から黄熟期までの積算降水量と穀粒のL*値,a*値,b*値はそれぞれ相関が無く,黄熟期から収穫期までの積算降水量と穀粒のL*値及びb*値は負の相関が認められ,この期間の降雨により退色粒が発生することが明らかになった。黄熟期に達した31品種・系統の切り穂を用いて,湿度100%,温度20℃,4日間の高湿処理を行った高湿処理区と高湿処理を行わない無処理区における穀粒のL*値及びb*値の差(退色程度:無処理区-高湿処理区)は,自然条件により発生する退色程度と正の相関があり,高湿処理による退色程度の評価は自然条件における退色粒を再現できることが明らかになった。以上の結果から,皮性二条オオムギにおける退色粒は,黄熟期から収穫期までの降雨により発生し,黄熟期の切り穂に対する高湿処理により退色程度の品種間差を評価でき,退色耐性系統の選抜に利用できると考えられた。
索引語L*値;a*値;b*値;L*値;a*値;b*値;L*値;b*値;L*値;b*値
引用文献数9
登録日2013年10月08日
収録データベースJASI, AGROLib

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