岡山県南部水田土壌の化学性調査および水稲茎葉中のナトリウム含有率に基づくカリウム減肥指針の作成

岡山県南部水田土壌の化学性調査および水稲茎葉中のナトリウム含有率に基づくカリウム減肥指針の作成

レコードナンバー832764論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011749NACSIS書誌IDAN00195767
著者名赤井 直彦
鷲尾 建紀
田淵 恵
石橋 英二
書誌名日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan
別誌名日本土壌肥料學雜誌 : 土壌・肥料・植物栄養
Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition
日本土壌肥料学雑誌
発行元日本土壌肥料學會
巻号,ページ83巻・ 3号, p.266-273(2012-06)ISSN00290610
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抄録岡山県南部地域の水田土壌の問題点を明らかにすると共に,問題点に対応するためのカリウム施肥指針を示した。(1)岡山県南部の児島湾周辺に位置する水田135筆で土壌調査を実施した結果,83%の圃場で土壌pHは6.0未満であった。また,67%の圃場でカリウム飽和度は5%以上であった。(2)干拓地を中心として,稲と麦を栽培する2毛作水田でカリウム飽和度が高い傾向が見られた。このような水田では,カリウム過剰により交換性カルシウムが溶脱され,塩基飽和度が低下した結果,土壌pHが低下したものと考えられた。(3)上記化学性調査を踏まえカリウムを減肥する指針を作成するために,土壌の交換性カリウム含量が異なる水田でカリウム施肥試験を実施した。その結果,施肥の影響を考慮したカリウム飽和度が4%以下の処理区では水稲茎葉中のナトリウム含有率が増加することを見いだし,ナトリウム含有率の増加はカリウム不足に由来することを基に土壌のカリウム飽和度の改良目標値を設定した。(4)改良目標値を基に,施肥前のカリウム飽和度が4%を下回る場合には,4%を目標にカリウム施肥を行い,4%を上回る場合にはカリウムは施用しないという施肥指針を考案した。この考え方に基づくと,従来の幅広いカリウムの施肥基準値では明確に出来なかった減肥量の設定が可能となる。
索引語カリウム飽和度;カリウム;ナトリウム含有率;土壌pH;水田;土壌;化学性調査;作成;カリウム減肥指針;問題点
引用文献数15
登録日2013年10月08日
収録データベースJASI, AGROLib

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