コーンスティープリカーを用いたセル育苗における籾殻くん炭覆土による培地中硝酸態窒素の増加

コーンスティープリカーを用いたセル育苗における籾殻くん炭覆土による培地中硝酸態窒素の増加

レコードナンバー832765論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011749NACSIS書誌IDAN00195767
著者名佐藤 文生
唐澤 敏彦
加藤 直人
書誌名日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan
別誌名日本土壌肥料學雜誌 : 土壌・肥料・植物栄養
Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition
日本土壌肥料学雑誌
発行元日本土壌肥料學會
巻号,ページ83巻・ 3号, p.274-279(2012-06)ISSN00290610
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抄録コーンスティープリカーを用いたセル育苗におけるくん炭の覆土が窒素肥効に及ぼす影響を検討するため,育苗ハウス試験において,培地の無機態窒素量,培地湿度,レタス苗の生育を,くん炭を覆土した培地,混和した培地,くん炭無施用の培地で比較した。また,インキュベーター試験において,日最高温度の相違と明期の有無がくん炭を覆土,または混和した培地の無機態窒素量に及ぼす影響についても調査を加えた。育苗ハウス内の試験では,灌水に伴って培地から流出した水および試験終了時の培地に含まれる硝酸態窒素量は,覆土区で他区より多かった。培地に含まれるアンモニウム態窒素量はいずれの区も差がなかった。レタス苗の生育は覆土区で他区より旺盛だった。日中の培地中の温度はいずれの区も差がなかったが,培地表面の温度は灌水を控えた場合に覆土区で他区より上昇した。しかし,インキュベーターを用いた試験において,日最高温度を高めても,覆土区では培地から流出した水に含まれる硝酸態窒素量が増加したものの,混和区ではこの値に変化が認められなかった。混和区では明期の有無が水や培地に含まれる硝酸態窒素量に影響し,これらの値は明期がある条件よりない条件で多い値を示した。一方,覆土区では明期の有無の影響が僅かであった。そのため,明期がない条件では,混和区の水や培地に含まれる硝酸態窒素量は,覆土区と同等かそれ以上の値となった。これらのことから,コーンスティープリカーを用いたセル育苗では,くん炭を覆土することで培地の硝酸態窯素量が増加することが明らかとなった。また,培地表面の光条件が培地の硝酸態窒素量の増減に影響することが示唆された。
索引語培地;明期;くん炭;覆土区;影響;硝酸態窒素量;覆土;水;値;コーンスティープリカー
引用文献数17
登録日2013年10月08日
収録データベースJASI, AGROLib

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