埼玉県で捕獲されたハクビシンの体型と繁殖状態の季節変化

埼玉県で捕獲されたハクビシンの体型と繁殖状態の季節変化

レコードナンバー833001論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20019368NACSIS書誌IDAA12018166
著者名豊田 英人
江口 祐輔
古谷 益朗
植竹 勝治
田中 智夫
書誌名Animal behaviour and management
別誌名日本家畜管理学会誌・応用動物行動学会誌
発行元日本家畜管理学会
巻号,ページ48巻・ 2号, p.57-65(2012-06)ISSN18802133
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抄録本研究では、ハクビシン被害の対策を実施する上での基礎的知見として、捕獲ハクビシンを用いて、体型と繁殖状態について調査を実施し、それらに性差や季節性、地域差があるか否かについて検証した。調査は、埼玉県で捕獲された168頭(雄:74頭、雌:94頭)の成獣ハクビシンを対象として、体の各部位の計測値と、繁殖季節、受胎数、経産率を求めた。体サイズの測定では、冬期に捕獲した個体の体重、胸囲、腰囲が他の季節に捕獲した個体に比べ増加することが示された。繁殖季節は少なくとも1-9月と推定されたが、10-12月に関しては捕獲個体数自体が少なく、ハクビシンがこの時期に繁殖可能か否かは不明であった。受胎数は2.9±0.9で、経産率は57.4%であった。また、体型や受胎数、経産率に都市部と農村部で地域差は認められなかった。本研究の結果から、移入種といわれているハクビシンが、日本の気候に順応しており、高い繁殖能力を有し、都市部のような人の生活に密接した地域でも繁殖できる状態で生息していることが示唆された。このようなハクビシンの特性が、現在、我が国で増加しているハクビシン被害の一因となっている可能性が考えられた。
索引語ハクビシン;捕獲;体型;繁殖季節;経産率;埼玉県;繁殖状態;個体;ハクビシン被害;実施
引用文献数33
登録日2013年10月08日
収録データベースJASI, AGROLib

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