蛍光X線分析を用いたカボチャ種子の微量分析および産地判別への応用
蛍光X線分析を用いたカボチャ種子の微量分析および産地判別への応用
レコードナンバー | 833047 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00012295 | NACSIS書誌ID | AN10467499 |
著者名 | 今井 晶子 大高 亜生子 中村 哲 門倉 雅史 鈴木 忠直 中井 泉 | ||
書誌名 | 日本食品科学工学会誌 | ||
別誌名 | 日本食品科学工学会誌 | ||
発行元 | 日本食品科学工学会 | ||
巻号,ページ | 59巻・ 7号, p.338-347(2012-07) | ISSN | 1341027X |
全文表示 | PDFファイル (685KB) | ||
抄録 | 蛍光X線分析による食品中の微量元素の簡易・迅速な分析法の開発を行ったところ,三次元偏光光学系エネルギー分散型蛍光X線分析装置を用いることで以下のように,カボチャ種子の無機元素組成の高感度定量が可能であった。最適化した測定条件で検量線を作成した結果,14元素(P,K,Ca,Mn,Fe,Co,Ni,Cu,Zn,Br,Rb,Sr,Mo,Ba)で直線性の良い検量線が得られた。また各元素の検出限界を算出したところ,重元素ではサブppmレベルの定量が可能であった。そこで,産地判別への応用を試み,カボチャ種子(日本,ニュージーランド,メキシコ,トンガ)計118試料を定量し,産地間で有意な差が見られた元素の定量値を用いて多変量解析を行った結果,4産地を判別する式を構築し,その正答率は70%~80%となった。本研究により,簡便な試料前処理で高感度な定量分析が可能な蛍光X線分析の食品分析における有用性を示すことができた。 | ||
索引語 | 蛍光X線分析;カボチャ種子;定量;産地判別;応用;検量線;結果;Ca;Cu;元素 | ||
引用文献数 | 18 | 登録日 | 2013年10月08日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |