ブラジルのバイオディーゼル混合率引き上げが世界大豆・大豆製品需給に与える影響

ブラジルのバイオディーゼル混合率引き上げが世界大豆・大豆製品需給に与える影響

レコードナンバー833311論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20004493NACSIS書誌IDAA11614280
著者名小泉 達治
書誌名農林水産政策研究
別誌名Journal of agricultural policy research (Policy Research Institute, Ministry of agriculture, forestry and fishieries)
発行元農林水産省農林水産政策研究所
巻号,ページ19号, p.1-25(2012-07)ISSN1346700X
全文表示PDFファイル (1506KB) 
抄録ブラジル連邦政府は,国家バイオ燃料生産プログラム(PMPB)を2004年から開始し,バイオディーゼル生産・普及を進めている。ブラジル連邦政府は,2010年1月から自動車用ディーゼルに対してバイオディーゼル5%混合を義務付けている。さらに,同政府は2013年以降,混合率を現行の5%から7%に引き上げることを検討している。本研究では,ブラジルにおけるバイオディーゼル混合率上昇が世界バイオディーゼル需給,大豆および大豆製品需給に与える影響を新規に開発した「世界バイオディーゼル需給予測モデル」を用いて,分析することを目的としている。なお,本モデルは,「世界大豆・大豆製品モデル」にリンクしている。本研究による分析の結果ブラジルにおけるバイオディーゼル混合率上昇は世界バイオディーゼル需給,大豆および大豆製品需給にそれぞれ異なる影響を与えることがわかった。つまり,バイオディーゼル混合率義務が5%に設定されることを中心とした現行のバイオ燃料・エネルギー・農業政策が今後も継続すること等を前提としたベースライン予測に対して,ブラジル連邦政府が2013/14年度からバイオディーゼル7%混合を行うというシナリオ予測を行った結果,国際バイオディーゼル価格,国際大豆油価格,国際大豆価格は上昇するものの,国際大豆ミール価格は下落する結果となった。また,ブラジルのバイオディーゼル生産量は増加するものの,米国およびアルゼンチンの生産量は減少する結果となった。このように,本研究により,ブラジルにおけるバイオディーゼル混合率の上昇は,必ずしも,バイオディーゼル生産を増加させ,食料需給にも悪影響を与えるものではないという結果が導き出された。
索引語ブラジル;結果;影響;大豆製品需給;上昇;ブラジル連邦政府;大豆;世界大豆;混合;バイオディーゼル生産
引用文献数21
登録日2013年10月08日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat