タイプAトリコテセン生産菌のTri13によってコードされるシトクロムP450モノオキシゲナーゼはタイプBトリコテセンの生合成経路でも機能する
タイプAトリコテセン生産菌のTri13によってコードされるシトクロムP450モノオキシゲナーゼはタイプBトリコテセンの生合成経路でも機能する
レコードナンバー | 833669 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20003608 | NACSIS書誌ID | AN00334513 |
論文副題 | 組換えFusarium graminearumによる3-アセチルニバレノールの生産 | ||
著者名 | 前田 一行 東海 武史 市川 雛代 安藤 直子 小倉 信夫 米山 勝美 吉田 稔 木村 真 | ||
書誌名 | マイコトキシン | ||
別誌名 | マイコトキシン研究会会報 Proceedings of the Japanese Association of Mycotoxicology | ||
発行元 | マイコトキシン研究会 | ||
巻号,ページ | 62巻・ 2号, p.83-90(2012-07) | ISSN | 02851466 |
全文表示 | PDFファイル (440KB) | ||
抄録 | Tri13はタイプAおよびタイプB生産菌においてそれぞれのトリコテセン経路中間体のC-4位の水酸化を担うシトクロムP450モノオキシゲナーゼをコードする。本研究では,Fusarium sporotrichioidesのTri13(FsTri13)がタイプBトリコテセンの生合成経路でも機能する証拠を示す。FsTri13を3-アセチルデオキシニバレノール(3-ADON)を生産するFusarium graminearumに導入し発現させたところ,新規代謝物3-アセチルニバレノール(3-ANIV)が培養液から検出された。3-ANIVは組換えトリコテセン3-O-アセチルトランスフェラーゼ(TRI101)を用いてニバレノール(NIV)を特異的にアセチル化することで簡単に調製できるが,Fusarium菌株そのものを用いて3-ANIVを生産できることを示した報告はこれまでなかった。遺伝子改変を施したこの3-ADON生産菌の3-ANIV生合成経路について,側鎖O-アセチルの脱アセチル化に関わるTri8遺伝子の機能と関連づけて議論する。 | ||
索引語 | ANIV;タイプBトリコテセン;アセチルニバレノール;機能;生産;生合成経路;コード;シトクロムP450モノオキシゲナーゼ;組換えFusarium graminearum;Fusarium sporotrichioides | ||
引用文献数 | 17 | 登録日 | 2013年10月08日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |